- 0800-919-6866年中無休 9:00-18:00
- 無料見積もりはこちら
茶色いゴキブリが大発生した時の対策
ゴキブリと言えば夏に発生するイメージがありますが、実は夏場だけではありません!ゴキブリは繁殖しやすい環境が揃ってしまうと外が寒い冬でも暖かい部屋の中で大量発生することがあります。なかでも茶色くて小さいゴキブリが部屋中に発生したら、自分ではなかなか解決しにくい場合があります。
そこで今回のコラムは、茶色いゴキブリ(チャバネゴキブリ)が発生し、まずは自分で何とか解決させたい!と思っている方から、もう自分ではお手上げ…と感じる方へゴキブリに効果的な駆除対策方法をわかりやすくアドバイス致します。
※閲覧注意
こちらのコラムでは、実際のゴキブリの写真が記載していますので、虫が苦手な方、見たくない方は閲覧をご遠慮ください。
目次
ゴキブリの主な種類
ゴキブリと言えば、雑菌まみれで不衛生な場所に発生するイメージが強いですが、湿気が多く、エサや水がある場所を好みます。
主に家屋に発生するのが
チャバネゴキブリ
クロゴキブリ
この2種類が代表的。
チャバネゴキブリとクロゴキブリは屋内で発生することが多く、アパート・マンション・戸建ての住宅や食品を扱うお店などでも問題となっている衛生害虫です。
こちらのコラムでは、チャバネゴキブリの駆除対策をメインにご紹介していきたいと思います!
クロゴキブリについてもっと知りたい方はこちらのサイトへゴキブリの種類とクジョリアの駆除の流れ
繫殖スピードが速い茶色いゴキブリはかなり厄介な害虫
家の中で発生する茶色いゴキブリは名前の通り、茶羽(チャバネ)の茶色い体をしたチャバネゴキブリは、キッチンや水回りに多く発生します。
駆除をする前に、一体どんな特徴があるのか知っておくと駆除予防にも繋がります。では、チャバネゴキブリの特徴をみていきましょう。
チャバネゴキブリの特徴体長10~15㎜程度。 生まれた直後は3㎜程度。 一回の産卵で20匹以上の個体を増やす。 卵は20日前後で孵化。 幼虫は2~3カ月かけて脱皮を繰り返しながら成虫になる。 発育が早いので、1年で2世代以上が繁殖する。 チャバネゴキブリは夜行性なので基本的に夜に活動する。
暖房設備のある建物、電化製品の裏などでは一年中生息、繁殖可能。 冷蔵庫やコールドテーブル機械内部やモーター周辺に巣営しやすい。 チャバネゴキブリ一匹を2カ月放置すると被害は200倍以上にも及ぶ。 寿命は環境によって異なりますが、4~5カ月前後の短命。 長い間何も食べなくても生きることができ、雑食性なのでホコリや髪の毛を食べる。 水一滴あれば数週間は生き延びるほど生命力が強い。
約2カ月ほどで産卵できるようになるため、個体数の増加も速い。 生態サイクルが早く、繁殖スピードも速い。 あっという間に大繁殖する非常に厄介な害虫。 屋内繁殖するため一年中被害に遭うことがある。 成長過程で見た目や大きさも多少違いがあるものの、ひげが長いのが特徴。 |
以下の調査トラップに掛かったチャバネゴキブリをご覧ください。
実際のチャバネゴキブリ駆除の様子
上記写真は、マンションで発生したチャバネゴキブリの被害写真のひとつ。
約一週間前にキッチンのシンク下に設置した調査トラップ(ゴキブリ用粘着シート)です。
捕獲時はまだ動いている個体もいました。
写真でもわかるように、トラップ一枚の捕獲数は大きいもので約20匹弱。小さいもので28匹弱。(おそらく捕獲後、産卵・孵化した幼虫も含む)
被害の多いキッチンまわりには、約20枚ほどのトラップを仕掛けましたが、特にシンクまわりの被害が多く、調査トラップのシートを埋め尽くすほどの数のゴキブリが捕獲されました。
メスのゴキブリは卵の入った卵鞘を持ち運ぶ
ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)と呼ばれる殻の中に入っています。
雌(メス)ゴキブリは、20日間ほど卵鞘をお尻に付けた状態で過ごし、孵化する直前に落下させ卵鞘を産み落とします。その後、卵が一斉に孵化します。
以下写真は、チャバネゴキブリを10円玉で大きさを比較したものです。
チャバネゴキブリの卵鞘は、少し柔らかめでサイズは5㎜前後。
個体にもよりますが、1個の卵鞘の中には18~50個の卵が入っています。
卵鞘を産卵した直後に孵化します。
すべての卵が孵化するとは限りませんが、多くの幼虫が誕生します。
卵鞘は、乾燥すると孵化しにくくなります。
成虫の雌は、ほぼ一ヶ月に一回の間隔で産卵すると考えられており、概ね一匹の雌成虫は生きている間に5回ほど産卵。
メスゴキブリは死ぬ直前にも卵鞘を産み落とすこともあるそうです。
チャバネゴキブリはどこから発生する?
チャバネゴキブリは繫殖力が凄まじく、屋内繁殖で大量発生します。
屋内外にも発生するクロゴキブリと違って、チャバネゴキブリは飛べません。
そのため移動範囲も狭い傾向があり、巣から5m程度の範囲を徘徊。
しかし、卵の入った卵鞘(らんしょう)を保持している雌の成虫は巣からほとんど出ません。
有卵虫や幼虫はせいぜい2mほどで、必要なければ一定の場所に集中しているのが特徴です。
基本的にゴキブリは外からの侵入がほとんどです。
段ボール類など荷物に付着した卵や幼虫が屋内で孵化・繁殖。
又、排水管など狭い隙間からの侵入して水やエサを食べ部屋の中で繁殖していくことで被害が広がっていきます。
チャバネゴキブリが出やすい環境は?
チャバネゴキブリが居着きやすい環境は以下の通りです。
・飲食店など
・飲食店隣接の住宅
・散らかっている部屋
・荷物が多い(段ボール類など)
・汚れが多い(食べかす油汚れなど)
・生ゴミや使用済みの食器を放置している
・室内が25℃~30℃に保たれている
・24時間作動する電化製品がある
発生場所は、水のある場所、湿気の多い場合。主にキッチン、浴室、洗濯機の周りなど排水管が通っている水回りが中心です。
チャバネゴキブリは、寒さに弱いので、通期の良い木造の家よりも気密性・断熱性の高いコンクリート建築を好む傾向があります。
特に飲食店の厨房、冷蔵庫裏や食洗器、シンク下などでも発生しますが、アパート・マンションの集合住宅の台所や風呂場などの水回り、電化製品やエアコン内部にも巣を作ることがあります。
飲食店でも注意!チャバネゴキブリの有害性
異物混入や食中毒の原因になる
ゴキブリは、エサを求めて食品、食材に寄って来ます。人間が口にする食材などに付着すると異物混入や食中毒などを引き起こすリスクも高まります。
不快感や風評被害・営業停止処分のリスク
飲食店や店舗で発生した場合、不衛生で不快感を与え、風評被害を招く恐れがあります。経済的損失や行政による営業停止処分を招く可能性もあるため、普段から掃除や殺菌消毒をするなど衛生管理の徹底しなければなりません。
病原菌やウイルスを媒介させる感染症のリスク
チャバネゴキブリは雑食で、水や食品だけでなく廃棄したゴミや汚物も食べます。食べ物に雑菌やウイルスを媒介する恐れがあります。
サルモネラ菌・ピロリ菌・チフス菌・大腸菌など腸炎を起こす細菌を持っている可能性やフンや死骸の一部を吸い込み、アレルギーや喘息などの症状を起こす場合があります。
ゴキブリの効果的な駆除対策
チャバネゴキブリは繫殖力が強く、薬物耐性があるため、市販の殺虫剤で駆除しきれない場合があります。
ベイト剤を置くなどの駆除や強力な薬剤を使用するのがオススメです。
しかし、薬剤を使うだけでなく、キッチン(厨房)や室内の掃除と整理整頓をすることで繁殖を防ぐ効果が期待できます。
自分で駆除が難しいと感じたら、放置せずに速やかに害虫業者に依頼をして徹底的に駆除をお願いしましょう。
何度も申し上げますが、薬剤処理だけでなく、チャバネゴキブリの侵入経路や発生源を突き止めて、薬剤処理と掃除や整理整頓を行うことは大きな予防策に繋がります。
チャバネゴキブリの駆除は業者に頼むのがベスト
チャバネゴキブリは、市販で購入した駆除剤や掃除と整理整頓をしてもなかなか被害が収まらないことも少なくない非常に厄介な害虫です。
家の中にチャバネゴキブリが発生したら、駆除業者に依頼するのがベストです。なぜなら個人で侵入経路の調査や徹底的な駆除は難しい場合が多いので、プロに依頼することで被害状況や建物の構造に合わせた効果的な駆除や予防を行ってくれます。
飲食店には安心の定期調査などを行ってくれる業者もあるので被害が大きくなる前に、早めに相談してみましょう。
株式会社Qujolia(クジョリア)は、一般家庭から飲食店まで幅広くご依頼を受け付けております。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。