モグラを効果的に追い出す方法|

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モグラを効果的に追い出す方法

普段あまり姿を見せないモグラですが、お庭に穴やポコポコ山を発見!

「これはもしかして…」なんてことありませんか?

「芝生に土が盛ってある」「至る所に穴が掘られてる」「お庭の植物が枯れてきた」

その原因はもしかしたらモグラの仕業かもしれません。

そんなモグラの効果的な駆除、追い出すにはどんな方法があるのでしょう。

モグラのイラスト

モグラを捕まえるには?

お庭の異変に気付いて「よし!捕まえよう!」と罠を仕掛けるといっても簡単なことではありません。

そもそもモグラは鳥獣保護法により捕獲・殺傷することが原則禁止されています。更には絶滅危惧種に指定されているモグラ。許可なく勝手に捕獲や殺傷などは禁止されているため、捕まえずに嫌がるニオイなどを用いて追い払い・追い出す作業で退治を行いましょう!

 

モグラの捕獲等は、日常的に繰り返し被害を及ぼし、被害防除などの設置を行っても、被害が防ぎきれない場合に許可が認められます。事前に書類等の申請を出す必要があり、許可を得るには2週間ほど掛かることがあります。

 

農林業事業に伴い、やむを得ず捕獲する場合に限り捕獲は可能ですが、そのためには様々な手続きを行う必要があるのです。

もし捕獲器を使用する際には、各自治体に問合せた後に許可申請の手続きを行いましょう。

 

モグラ駆除(追い出し)

なるべく自然に返す目的を含め、一般家庭などのモグラ駆除では、追い出すことや再び侵入させないための施工を行います。

 

庭先や建物の外周での被害の場合、忌避剤・嫌がるニオイなどを使用しながら追い出していくことがポイントになります。

 

モグラは嗅覚が優れているため臭いには敏感です。

 

地中の中にいるモグラの確認は地中を掘り起こす大掛かりな作業になってしまうため、忌避剤や音波など様々なグッズを使用しながらご自宅のエリアから追い出すための施工が一般的な駆除になります。

 

専門の駆除では被害の状況に応じた施工を行うと共に、経過をみていく必要があるため、効果を得るには時間を有する場合があります。

モグラは地上で活動しないの?

モグラは基本的に地中で生涯を過ごします。春夏秋冬、一年中生息しています。

地上に出て、「日の光に当たると死んでしまう」などと言われていましたが、実際はお腹を空かしたモグラは餌を求めてパニックになり、地上では力尽いて死んでしまうのがほとんどのようです。

 

餓死状態になった姿を見て、人は勘違いをして日に当たったことで死んだと思っていたようです。

 

深夜になると外に出て餌を求めて出てくることもあるようですが、モグラは生涯のほとんど地中で生息しているためほとんど視力がありません。

 

過去にはモグラも地上で活動していたようですが、外敵が多く、その外敵から身を守るために地中で生きることを選んだことが今も活かされているようです。

 

モグラが穴を掘り続ける理由

地中では栄養源となるミミズやコガネムシの幼虫、様々な昆虫を好んで食べています。

 

ずんぐりむっくりな体型で「穴掘り名人」の職人さんのイメージキャラクターとしても多く活用されていますね。

 

実際にモグラは穴掘りをして体力を使い良く食べ良く掘り生息しています。

消化も早いもぐらは、胃の中が12時間程度空腹になると餓死してしまうため、いつも餌を探し穴を掘るのです。

 

環境下では約5年程度生きるとされていますが、環境によっては1年程度で死んでしまう個体もいると考えられます。

 

モグラは食料が整った環境でないと生き抜くことができないため、必死に餌探しの活動をしているようですね。

 

植物や野菜などを食べる訳ではなく、畑や芝生にいる昆虫を求めてモグラが活動するため、そのせいで植物や野菜が育たないなどの被害が発生してしまうのです。

モグラの目撃

モグラ塚など穴や土の膨らみを発見し、いるのは分かってはいても、滅多にモグラの姿を目にすることはありません。

 

気が付くとまた穴がボコボコ出来ていたり、どう対処すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。

 

モグラの姿を見た時には、地上で息絶えてしまった姿の方が多いかもしれませんね。

種類によって「絶滅危惧種」に指定されるようになったのは、生息する環境が整っていないと生息が難しいためかもしれませんが、モグラ被害は今もなお多くの地域で発生しています。

 

主なモグラの種類

  • アズマモグラ 主に東日本に分布する日本固有種。短い尾を持つ。生息環境により大きな差が異なる。絶滅危惧I類(大阪府)絶滅危惧Ⅱ類(愛知県)準絶滅危惧(京都府・鳥取・広島県・香川県)低地の草原や農耕地から山地の森林に生息する。

 

  • コウベモグラ 主に西日本に分布。大型種のモグラでアジア大陸にも分布。

 

  • サドモグラ  佐渡固有種。準絶滅危惧(NT)に指定される。新潟県越後平野に生息する種はエチゴモグラと呼ばれ絶滅危惧IB(EN)に指定されている。

 

  • センカクモグラ 尖閣諸島に分布。日本固有種。絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。

 

  • ミズラモグラ 本州・青森~広島などに分布。日本固有種。生息数は少なく準絶滅危惧(NT)に指定されている。

 

  • ヒミズ   本州・四国・九州などに分布。日本固有種。モグラに比べ小型で長い尾を持つ。落ち葉や腐食層に浅いトンネルを掘り、夜間に地表も歩き回る。

 

  • ヒメヒミズ 本州・四国・九州に分布。日本固有種。70~85mほどの非常に小型。個体数が減少傾向。はっきりしたトンネルは掘らずに落ち葉の下で生息。

 

※絶滅危惧種について

絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種

絶滅危惧IB類(EN)IAほどではないものの、近い将来における絶滅の危険性が高い種

準絶滅危惧(NT) 現時点で絶滅の危険度は少ないが、生息条件の変化により「絶滅危惧」に移行する可能性がある種

 

モグラはニオイに敏感

モグラは嗅覚に敏感であるため、ニオイによる追い払い退治、忌避剤を設置する方法で、モグラの嫌がる匂いがトンネル内に広がり、その場所に侵入することができなくなります。嫌いなニオイは、ヨード臭、辛味成分などです。匂いに敏感なモグラは、逆に好物のミミズでおびき寄せることもできます。(毒餌による殺処分や捕獲器での捕獲は鳥獣保護管理法により原則禁止)忌避剤では、モグラのトンネルに噴射、地面に差し込む固形や埋め込むタイプの物が販売されています。

 

聴覚も敏感

モグラは視力が発達していないため、目の代わりに耳を頼りに行動をしています。

 

音に敏感であるため、嫌がる音波を断続的、定期的に設置することで、音波による刺激で慣れることなく侵入しにくい環境を与えることができます。

ソーラー式の音波振動器を土に差す製品が販売されています。

 

音波振動が半径6mほどの範囲にまで伝わり、間隔を開けて音波振動を与え地中にいるモグラを驚かせ、退治させる方法などがありますが、音波振動にモグラが慣れてしまうこともあるようです。

 

忌避剤や音波器などの設置のコツ

地中に住むモグラの住処は広く、トンネルの長さは約70~300mにもなると言われています。

 

トンネルには様々な道が張り巡らされているため、罠を仕掛けても効果がある場所とない場所とがあります。

罠をしかけるにはどの穴から行うべきなのでしょう。

 

忌避剤や音波器をモグラ塚の穴や周囲にただ設置すれば良い訳ではなくモグラを移動させるためにはモグラが掘った穴の中でも頻繁に通る場所を「本道」と呼び、餌探しのために掘った一度しか通らない道は「支道」と呼びます。

 

モグラは主に本道を中心に活動しているので地面に埋めるタイブの忌避剤は「本道」に設置すると効果的なんです!

 

「本道と支道」の見分け方はトンネルを踏みつけて壊してみると分かります。

いつも行き来をしている本道の場合、モグラは壊されたトンネルを直し、しばらくすると再びトンネル穴が作られます。壊したトンネルがそのままである場合にはそこは「支道」であるため、滅多に使わない道と判断し「本道」を見つけましょう。

 

使用効果には、ある一定期間のものであったり、ニオイ効果が弱まったり、慣れてしまう場合があるようです。

 

難易度の高い駆除

モグラの捕獲や殺処分は原則禁止であるため、敷地内から追い出しがメインの作業では、被害の状況によって時に困難な場合もあります。

広範囲に広がってしまうと難易度が高まるモグラの駆除です。

 

モグラの被害をそのまま放置していると手に負えないほど「モグラ塚だらけ…」「トンネルだらけ…」となってしまうことも…。

 

ミミズや昆虫類を探す活動をやめてしまうと餓死してしまう習性を持つモグラは、お庭の植物や作物を直接的に食害する訳ではないものの、地中での活動を続けることで、植物や作物の根を傷つけ、質の良い肥料となるミミズが食べられてしまうことで作物が育たなくなり、お庭の芝生も枯らしてしまいます。

寒い時期や環境が整わなくなり餌が少なくなると、生存出来ず餓死してしまうこともあります。

 

しかし環境が整い餌があれば冬も地中深くで活動します。

 

春~秋頃の栄養豊富な環境の地中では、モグラの被害をそのままにしてしまうと広範囲で被害が発生していき対処しきれないほどになることもあります。

 

モグラ塚や土が盛り上がっている場所を見つけたら早めに対策を取りましょう。

様々な方法を試してみても「解決しない…」そんな時にはプロの駆除専門業者に依頼してみましょう!

 

モグラとネズミ

一般家庭ではモグラによる被害だけでなくネズミによる被害も発生することがあります。

 

モグラのトンネルを利用してネズミが人家へと侵入する場合があり、そんな二次被害が発生しないためにもモグラ駆除はお早めに!

 

おわりに

一年を通して活動する野生動物は、モグラだけに限らずネズミなどの哺乳類も活動しています。

 

モグラは家の中に入り込んだり、直接的な被害はないものの、庭木や作物が育たなくなる被害をもたらしてしまうとても厄介な害獣です。

 

モグラも冬眠せずに寒さをしのぎながら地中深くで餌を探し活動しています。

捕獲は「鳥獣保護管理法」により禁じられていますので、作業は困難を極める場合もあります。

 

被害が深刻化してしまう前に追い出す駆除を行いましょう。

モグラの被害でお困りの際は、モグラ駆除対応している業者にご相談してみることをおすすめします。

モグラの駆除の経験と知識を活かした施工で安全に駆除することができます。

 

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