冬眠しないネズミはどこで何してる?|

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冬眠しないネズミはどこで何してる?

外のゴミ箱を荒らすなど深夜の街で見かけることのあるネズミ。繁華街ではネズミの増加が問題となっている地域もある現在、害獣駆除業者が活躍されています。ネズミは基本的に夜行性なので日中はあまり見かけませんが夜になるとお店や住宅地に出没し、屋外と屋内を行き来しながら活動しています。

 

そんなネズミが建物に住み着いてしまうと春先には繁殖して個体数が増えたり、様々な被害を加え、家の中のあちこちに被害が広がり健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

 

ネズミは、冬眠することなく一年中生息する生き物。秋から冬に掛けては暖かい場所を求め、戸建て住宅・アパート・ホテル・旅館・飲食店・店舗・倉庫など様々な建物に侵入して住み着きやすくなります。

 

ネズミは寒さに弱いので冬になると暖かい季節の時よりも活動が鈍くなりますが、暖房設備の揃った家の中はネズミにとって快適に過ごせてしまう環境になってしまうのです。

 

こちらのコラムでは、冬に住み着くネズミの被害事例を参考にしながら侵入防止対策を解説します。

ネズミの種類にも注目しながら予防対策に役立てましょう。

冬はネズミが建物に避難してくる?!

ネズミは寒さに弱い生き物なので、外の気温が低くなると寒さをしのぐために避難するように人家などに住み着くようになり、外で得られにくくなったエサを求めてキッチンや食料のある倉庫などにも侵入します。「冬にネズミの気配がなくなった」と感じる方もいますが、実際にネズミの活動が減り、食料不足や寒さに耐えきれず死んでしまう個体もいます。

 

冬にネズミを放置すると弱ったネズミの死骸が家屋のどこかに残ったままになります。冬場は夏場と比べて腐敗が遅く、悪臭などは少なく感じます。しかし、翌春に異臭やダニなどの寄生虫が発生する恐れがあるので注意が必要です。

家に住み着くネズミの種類と特徴

ネズミと言えば小さな身体で、すばしっこく何でもかじるのが特徴的。

基本的に雑食性で何でも食べます。生ゴミ・石けん・ペットフードもネズミにとってご馳走です。

夜行性で深夜に活動することが多いですが、種類によって発生場所などが異なります。

 

家に住み着くイエネズミは以下の3種類。

ドブネズミ

 

体長;

20~30cm

湿気の多い場所・下水や水まわりを好み、泳ぎが得意。床下・1階の部屋に出やすい。獰猛で気性が荒い。警戒心が低い。何でも食べるがタンパク質の多い肉・魚を好む。3種の中で一番大きく子ねこサイズになるものもいる。

クマネズミ

 

体長;

15~25cm

乾燥した場所を好む。運動能力も優れ綱渡りや垂直な壁も登れる。捕獲が難しいと言われるほど賢く警戒心が強い。被害の多くはこのクマネズミが大半を占める。

ハツカネズミ

 

体長;

6~10cm

乾燥した場所を好む。3種のネズミの中で最も小さく好奇心旺盛で警戒心が低く駆除の罠にも掛かりやすい。他の子ネズミと間違われることが多い。わずかなすき間も難なく通れる。(2~3cm)

住み着いたネズミは何をして過ごしてるの?

ネズミは夜行性と言われるように深夜に見かけたり、人が寝ている時間帯に走り回る音や何かをかじる音がしますが、昼間は静かで音が気にならないと感じる事が多いもの。ネズミはいったい昼間は何をしているのでしょう。

昼間は寝ていることが多い

ネズミは夜行性なので昼間はほとんど寝ています。昼間も活動できますが、外敵から身を守るために昼間は巣にしている屋根裏などで静かに休んでいることが多いようです。

 

基本的に警戒心の強いネズミは、人の気配がする間は姿を見せることはしません。日中でも人がいないとわかると台所を物色したりエサとなる食料を求めて壁のすき間などから部屋の中にひょっこり現れ部屋を物色するように食べ物を見つけます。出かけて帰ってきたら留守の間に菓子パンが食われていたりすることもあるようです。

 

時に人が起きている時間帯に姿を現すこともありますが、素早く逃げるネズミの姿に驚かれる人も多いようです。

特に家屋に住み着きやすいクマネズミは警戒心が強く賢いネズミなので、人間の行動を警戒しながら活動。

比較的、警戒心が低いのは、ドブネズミとハツカネズミ。クマネズミよりも捕まえやすいタイプでもあります。

ネズミが巣にする場所は?

クマネズミは乾燥した場所を好むので、主に屋根裏を住処にします。壁と壁のすき間を移動しながら断熱材を寝床にする傾向があります。

その他、押し入れ・洗面台の下など配管・ブレーカーボックスの中の配線の隙間・壁の穴から部屋へと侵入します。荷物が多いと隠れやすいので見つかりにくい場所を巣にします。巣には食べ物の残害やフンが大量に散らばっていることが多いです。壁を伝ってメーターボックスの配線の隙間からネズミが侵入

冬になるとネズミはいなくなる?

ネズミは冬眠しません。寒い冬でも暖をとれる場所を見つけて身体を温めながら活動しています。

しかし、寒さに弱いネズミは寒さに耐えきれず息絶える個体も増えます。

そして生きるために餌の調達は欠かせません。そもそも餌がければ死んでしまうので、エサの調達ができない環境が続いて餓死する個体もこの時期は多いです。

 

夏頃まで屋根裏からドタバタ音がしていたのに冬になると音やネズミの気配がなくなったと感じたら、別の場所へ移動したか、死骸となって屋根裏に残っている可能性があります。

 

「いなくなってよかった」と感じるかもしれませんが、冬は腐敗がゆっくりなものの翌春に死骸からダニや寄生虫・悪臭がしたりと屋根裏がかなり不衛生な環境になっている場合があります。

又、そのまま放置すれば移動したネズミが再び戻ってきたり、新たなネズミが侵入する場合も考えられるので侵入経路を封鎖してネズミの侵入を防止することをオススメします。

冬でも暖かい家なら繁殖も可能なネズミ

普段ネズミは屋外の土の中や物のすき間などに巣を作り、子育てをしていますが、寒さをしのぎ外敵から身を守るためやエサを得るために家屋に住み着くことがあります。

クマネズミやハツカネズミなど寒さに弱いネズミは狭いすき間を通って家の屋根裏・床下・壁の中・室内にも侵入します。

 

ドブネズミは比較的寒さに強く普段から水気のあるジメジメした場所に生息していますが、冬の寒さに耐えられず家の床下から台所などに侵入することも珍しくありません。

ネズミは生き抜くために餌の調達は欠かせないので、台所の食材・ゴミなどを食い荒らし、生き抜くために必死にエサを調達するために日中や人がいる部屋で姿をみせることも。近くのゴミ捨て場にはいつもゴミがあるとエサを運んで巣に持ち帰ることもあるでしょう。

近くに食品を扱うお店があると被害に遭いやすい傾向があります。

 

そのようにネズミにとって快適な空間が揃い、生息しやすい環境が揃っていれば、冬でも活発に活動して繁殖することも可能です。

ネズミがよく食べるものは?

ネズミは基本的に雑食性なので何でも食べます。

主に殻類や種子類・昆虫類・果実や植物性の食べ物・魚介類や肉類などの動物性たんぱく質が含まれたものを好みます。

但し、ネズミの種類や個体によって「好み」があったり、食べ慣れているものを好む個体もいます。

「ネズミはチーズが好き」という印象がありますが、チーズを選ばずに食べ慣れているものを選ぶことも。

 

ネズミは人間が生活する建物に住み着くと深夜、人間が寝静まった頃に家にある食料を探し、キッチンや部屋にある菓子・パン・ペットフード・石けん・生ゴミなどを食べています。

人間が生活する家屋に住み着いたネズミは、人間は天敵ですが、寒さをしのげてエサが豊富な家はまさに快適な環境です。倉庫などに保管している米や食材も狙われやすい傾向があります。

ネズミが何でもかじるのはなぜ?

ネズミは何でも食べますが、何でもかじるのも被害の特徴のひとつ。

ネズミの前歯は、毎日伸びるので自身の歯を削るために硬いものをかじります。

前歯を削らずにいるとどんどん伸びていき、伸びすぎてしまうと食べ物が食べれなくなるため、このかじる行動はねずみにとって命に関わるため毎日のように歯を硬いもので削るのです。住処となっている屋根裏の柱がネズミにかじられ耐震性に影響をもたらす恐れもゼロではありません。

ネズミは断熱材をボロボロにかじってねぐら(巣)を作るのも得意なので、見えない屋根裏の被害状況はフン害や悪臭・かじられるなどの被害が深刻な状態になってしまうことも珍しくありません。

 

プラスチックやビニール袋・保温性のある布製品や紙・段ボール類・木材(柱など)はネズミの巣の材料になりやすいので不要なものは処分し、食品や使うも野を保管する場合、ガラス製や頑丈な素材の容器などに収納するように心掛けましょう。

今いるネズミを駆除するオススメ方法

今いるネズミを「徹底的に駆除したい!」「捕まえたい!」と思ってもどんな方法で駆除したら良いのでしょう。そもそも簡単に捕まえられないネズミ。簡単に捕まえる方法についてご紹介します。

・燻煙剤で追い出す

捕まえることに抵抗がある方にオススメです。燻煙剤はネズミの嫌がるニオイで追い払う方法です。屋根裏・床下にオススメ。室内で燻煙剤を焚くとネズミが隙間を通って屋根裏など別の場所へ移動する可能性があります。人間にとってもきついニオイなので体調不良を起こす場合があるので屋根裏や床下などの閉鎖空間の場所に使用するのがオススメです。

・粘着シートで捕獲する

ネズミ用の強力な粘着シートは、ネズミが必ず通る場所に設置します。エサを近くに置いて、粘着シートを敷詰めておくと罠にかかりやすいです。

 

屋根裏や床下、壁のすき間付近、折り曲げて使用できるので工夫すれば屋外でも設置できます。

粘着シートにかかったネズミは身動き取れなくなり死んでしまいます。悪臭や寄生虫などが湧くので、早めの回収をしましょう。

 

回収する際は、2つ折りの粘着シートを折り畳んでスーパー袋に入れ、しっかり縛ってから可燃ごみとして処分します。

又、警戒して餌を口にしない個体もいるので、毒エサではなく、食害に遭った食べ物(米やパンなど)で誘引させた方が効果的でもあります。佐倉市のネズミ駆除。床下通気口に粘着シートを設置

毒エサを使用する

市販でもネズミ用の毒エサなどが販売されていますが、使用するにあたっていくつか注意が必要です。

まず、小さなお子様やペットが誤って口にしないよう設置する場所に注意すること。

 

ネズミは毒エサを食べてすぐに効果は表れません。食べ続けることで弱っていくので、死骸がどこに残るのかわからなくなってしまう恐れがあります。

 

死骸をそのまま放置すると悪臭や寄生虫などが発生するので死骸回収ができるよう工夫しながら仕掛ける必要があります。

又、「警戒して食べない」といった事例も多いので、被害状況に応じながら使用してみましょう。

ネズミの侵入経路をみつける

再発を防止するためには、侵入経路をみつけて隙間を塞ぐことが重要です。ネズミのいる証拠となる「ラットサイン」をみつけましょう。

侵入口にはネズミの体に付いた黒い汚れや足跡が齧り痕が残っています。

主な浸入経路は、屋根下の通気口・戸袋・換気扇・屋根のひさしの下・エアコン導入口・壁のひび割れや穴・配管と壁貫通部分の隙間・増築宅のつなぎ目などです。

 

ネズミを駆除して被害が落ち着いたと思ったら再び被害に遭う場合、侵入経路の封鎖ができていない可能性があります。

 

ネズミは2~3cmほどのわずかな隙間があれば侵入できます。垂直な壁を登ったり運動能力が優れたネズミは、目視では見つけにくいような屋根や思わぬ場所にある隙間や穴が小さければ、かじって侵入します。床下通気口が劣化し、すき間ができていると床下からどこからでも侵入でき、壁内を通じて天井裏まで移動できます。

ネズミの捕獲・殺処分は違法ではないの?

そもそもネズミを捕まえるのは違法ではないのか・・・鳥獣保護管理法や動物愛護法に該当しないのか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

日本では、野生のネズミの捕獲は規制されていますが、いわゆる「イエネズミ」と言われる家に住み着くタイプのネズミ3種(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)は鳥獣保護管理法の対象外です。

 

狩猟許可や許可申請等の手続きは必要ありません。(※ハクビシン・タヌキ・コウモリ・ハト・スズメ・カラスなどの身近な動物には鳥獣保護法により許可なく勝手に捕獲や殺傷行為は原則禁止です。)

業者に依頼すれば効果的な駆除対策で安心・安全

個人的に自分で捕まえたり死骸回収に抵抗がある方、自分で駆除することが難しい方、繰り返しネズミ被害に遭っている方などは、専門の駆除業者に依頼することをオススメします。

 

業者に任せるとネズミの捕獲・嫌な死骸処理・再発防止として浸入経路封鎖・殺菌防ダニ処理・糞清掃などを行ってくれます。

アフターフォローや保証が付く場合もあるので、まずは、無料の現調調査やお見積りを依頼することをオススメします。

今後ネズミを寄せ付けない対策

ネズミを寄せ付けないためには一体何をすれば良いのでしょう。

 

ミントやハッカなどのハーブ系・メンソール系の匂いを嫌うので、植物やニオイのする袋を置いて置くとネズミ除けになり忌避効果が期待できます。

その他、ネズミが住みにくい環境づくりを心掛けましょう。

 

・生ゴミを外に置かない。蓋付きのゴミ箱にする。

・食品を出したままにせず、密閉容器に入れる。

・使った食器はすぐ洗い、ゴミを溜めない。

・巣材となるものを減らす・処分する。

(新聞紙・段ボール・タオル・布団など)

・衣類やシーツ布団はケースに入れたり

 圧縮してコンパクトにまとめて収納する。

・不要な荷物を減らす。

・部屋の整理整頓をする。

・家の周りに荷物を置かない。

ネズミの気配を感じたら放置しない!

はじめはネズミが侵入している気配は感じないことが多いです。なぜならネズミも警戒しているので、大胆な行動はしません。

 

「まさかネズミがいるなんて!」と驚かれる方も多いですが、ネズミ被害で業者に問合せのタイミングは「屋根裏から音がする」「1~2カ月くらい前から異変があった」「1年前にも被害があった」などが多く依頼するきっかけは「市販のものを仕掛けてみたけど駆除できない」「自分では駆除が難しい」といった声が多く聞かれます。ネズミ被害は住み着くことで徐々に被害が目立つようになります。

 

被害状況はご家庭によって様々ですが、部屋の中や廊下でネズミのフンをみつけたら、家の中に住み着いている可能性が非常に高いでしょう。

寝静まった頃に活動するので、ネズミの姿を見ていなくても食べ物が齧られていたり、フンをみつけたら放置すればするほど被害が深刻になる恐れがあるので、速やかに対策することをオススメします。

まとめ:ネズミは冬も冬眠しないで活動中

「寒い冬になればネズミもいなくなる・・・」確かに暖かい時期よりも冬の時期には被害が少なるなる傾向がありますが、ネズミは冬眠せず、冬場もエサを求めて活動しています。

エサがなければ生きられないので人間の捨てたゴミや家の中の食べ物を求めて家の中に侵入しやすくなります。

 

冬はエサの不足と苦手な寒さをしのぐために家の中に住み着くネズミも増えてるので、エサがない家でも被害に遭う恐れがあります。

ネズミは一年中繁殖できるので、エサがあり暖かい場所で過ごすことができる快適な空間を求めてあなたの家に侵入してくる可能性はゼロではありません。

冬もネズミやハクビシンなどの害獣被害に遭うケースも増えるので、しっかり対策したい方は専門業者に相談してみてはいかがでしょう。

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