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ムカデはなぜ家の中に侵入する?ムカデの種類と毒を持つその危険性とは?COLUMN
ムカデは毒を持つ危険な害虫です!!
そんなムカデが家の中に発生?!
どうやって家の中に入り込むのか…ムカデの生態と特徴をご紹介!
目次
ムカデとは
ムカデは世界でも約2700種類、日本には約130種類が確認されています。
日本で生息するムカデの中で最も代表的なムカデを知ろう!
トビズムカデ(オオムカデ)
体長:8~15㎝ 20㎝を超える個体もいる日本最大級
体の特徴:個体によって異なるが、一般的には赤い頭に、胴体は黒光り、黄色や朱色系の足を持つ。成長過程によっても違いが生じる。
肉食で、ゴキブリやバッタなどの昆虫、小動物を捕食。人家には餌を求めて床下や壁伝いで室内に侵入します。
北海道南部から沖縄まで、各地で生息しており、暖かな場所では一年中見かけることもあります。秋ごろには子どものムカデも活動して冬には冬眠し、春から秋には活動が活発になり発生被害も多くなります。毒性は強くハチの毒にも似ていて咬まれると激しい痛みや腫れなどを引き起こす。
アオズムカデ
体長:8~10㎝
体の特徴:頭は胴体、背面と同じように暗青色。ブラックタイガーエビのような色。足は21対あり、黄色やオレンジ、個体によって青色のものがある。
形状は似ているがトビズムカデよりも小さく細い。日本のムカデの中で最も強い毒を持つ危険なムカデです。
噛まれると激痛が走り、痛みや嘔吐などの症状が起こります。青森県以南に生息。
アカズムカデ
体長:6~8㎝ 小さいムカデでも毒性は強い。
体の特徴:胴体は黒く頭部と足は濃い赤色。足は23対ある。
毒のあるムカデの中で危険度の高い毒を持ち、毒が全身に回ると嘔吐や発熱、潰瘍などを起こす場合もある。
暗く湿った場所を好み5~7年程度生きるムカデで、長生きする種類。
セスジアカムカデ
体長:5~8㎝程度の小さい種類のムカデ。
体の特徴:胴体や頭は赤褐色で、足は21対あり、黄色。
毒があるムカデに変わりないものの強烈な毒は持っていないため、危険度は低いムカデで、暗く湿った場所を好み、夜行性で約3年程度生きるとされています。
タイワンオオムカデ(沖縄地方のオオムカデ)
体長:10~13㎝ 20㎝近い個体もいる大型ムカデ。
体の特徴:薄いオレンジや赤色。黒い横縞が体節に入っている。
沖縄など南西諸島に生息するムカデ。毒を持つムカデですが毒性は弱く危険度も低いムカデ。
石の下や腐った木材の下などに潜み、夜になると活動し昆虫を捕食する。
ムカデの活動時期
基本的にムカデは春、夏、秋、一年の半分は活動しており、冬の寒い時期には冬眠をしています。
寿命は個体にもよって異なりますが、約6~10年!!
その間に10回以上もの脱皮を繰り返します。何度も脱皮をすることで、切れた足が元に戻るとも言われるほど生命力の強い昆虫です。
日中は身を潜めていますが、深夜になると活動し始め、餌を探し行動します。
獲物に立ち向かう動きは素早く、あっという間に仕留めてしまいます。
脱皮や成長過程において、種類の判断は難しいのがムカデの特徴とも言えますが、強い毒を持つ昆虫として注意しなければいけません。
子ムカデの活動シーズン
秋に入ると小さなムカデを見かけることはありませんか?ほとんどのムカデは母親を中心に親子で生活をしていますが、9~10月の秋頃は7~8月の夏に育った子どものムカデが親離れをして、自分で餌を探しに活動し始めます。
ムカデはジメジメとした環境を好みます。水分がないと生きられないため床下や鉢の下などに潜伏していますが、深夜に餌を求めて家の中にまで侵入され、咬まれると言った被害が起きることも多いため5~6月頃が繁殖期ですが、親子それぞれ10月頃までは活動しているため注意が必要です。
小さなムカデでも危険なムカデであることに変わりありませんので、素手で触ったりしないようにしましょう。
小さな子どもムカデの幼虫は種類にもよりますが、おおむね体長2~3㎝程度のサイズで、形状は成虫とほとんど変わりませんが、体色は半透明や淡い色をしています。子ムカデは2カ月に2回の脱皮をして餌をとれるようになると親元を離れ活動しだし、11月頃の気温15℃以下になると冬眠に入ります。
子ムカデは約3年ほどで親ムカデになるのです。
どこから侵入する?
ムカデは高さ2㎜以下、幅5㎜の隙間があれば餌を求めてどこからでも侵入してきます。
木や壁を登り、換気口やエアコンの壁穴など、玄関や冊子、勝手口、窓の周りは特に注意しましょう。
夜行性のため、人家には就寝中に現れ咬まれる被害が起こりやすいため、日中に身を潜めている発生場所を見つけて殺虫スプレーなどで駆除しましょう。
毎年発生しているようであれば、早めの対策で隙間を塞ぐことや忌避剤を設置しておくと侵入予防になります。
ムカデの餌とは?
ムカデは肉食性で、生きた昆虫類、ゴキブリやクモ、ミミズなど、動く獲物を餌として認識して捕食します。時にはネズミなどの小動物まで食べると言います。
床下や家の中には外では得られない獲物が豊富であることで、床下から隙間を伝って室内に侵入してきてしまうのです。
ムカデはどのくらい卵を産む?
ムカデは5~6月頃にかけて産卵を行います。一度の産卵では約20~50個ほどの卵を産むと言います。卵の大きさは幅2㎜、直径5㎜程度で、基本的には家屋で子育てを行うより自然のなかで産卵し子育てを行いますが、自宅の床下が産卵場所となってしまうこともあります。
7~8月頃にメスは卵や孵化した子ムカデの世話のために動かず、オスのみが活動します。卵を乾燥やカビから守るように背中に乗せる習性はあります。
卵から孵った子どもが自力で餌を取れるようになるまで、親ムカデは背中に子を乗せて外敵から守るように育てるのです。
基本的に家屋に巣をつくる習性はなく、シロアリのように床下に巣を作って繁殖することはなく、餌を求め追いかけていたら結果的に家の中に入り込んでしまったと考えられます。
ムカデが繁殖する理由
ムカデは家に発生する昆虫など、彼らにとっての餌が豊富であることで家屋に入り込んでしまうのです。
ムカデは年に一回20~50個の卵を産み、その後成虫になるまで脱皮を繰り返し、約3年という期間を要します。
家の中で頻繁に発見するようであれば、それは絶えず外からの侵入が原因であると考えられます。
ムカデは昆虫類の食物連鎖の頂点にいる肉食の昆虫です。クモやゴキブリなどの昆虫だけでなく、ネズミやコウモリなどの侵入が増える家屋にもムカデは現れることもあります。なかでも湿気の多い場所や暗い場所を好むゴキブリとムカデは、好む場所が似ていることで遭遇する機会が多く、ムカデはゴキブリを追いかけるように侵入されるのかもしれません。
ムカデの攻撃性
ムカデの武器は足が変形した「毒アゴ」にあり!!咬まれて大変な思いをした方など就寝中に現れる不気味な姿がトラウマになる人もいるのでは?
上記でもお話したように、ムカデはゴキブリを好物としてその獲物や餌を求めて家屋に侵入してきます。人間を襲うために侵入してくる訳ではないものの、夜行性のムカデに
就寝中に咬まれてしまう被害が多いのが特徴です。獲物のニオイや近づく振動を感知して動くものに素早く飛び掛かって、前足で逃げないように巻き込み毒アゴで噛みつきます。お腹が空いていたり、水分を欲しがっている時など射切り立つほど獰猛な動きをすることもあるようです。
毒性を持つムカデに咬まれると種類によって激痛がはしり、赤く腫れてきます。
視力の弱いムカデは、餌であるかの判断はできないため、動くものに反応して行動をします。そのため自身で守ってきた子どものムカデを誤って捕食してしまうこともあるようです。
ムカデの予防
餌となる物を置かない
ムカデの好物となるゴキブリなどの昆虫類が集まる場所を与えないようにしましょう。そのためあらゆる害虫の駆除も行う必要があるため、日常生活でゴキブリ発生している場合には、注意が必要と言えます。
隙間を塞ぐ
ムカデの侵入は、床下、水回り、排水付近、窓やサッシ、わずかな隙間から侵入されてしまうため、その隙間を塞ぐ必要があります。
ムカデの退治を行うと共に浸入経路を見つけ、その隙間や侵入口を塞ぐことで侵入を予防できます。
薬剤駆除
ムカデの侵入経路を辿るなかで、家屋に侵入される原因は床下や庭先からの発生によるものと考えられます。建物の構造や被害状況によってすべき対策は様々ですが、建物外周に薬剤を撒いて侵入防止する方法もあります。庭先のお手入れなどもこまめに行うこともムカデだけでなく、様々な害虫予防にもなります。
市販では、室内に侵入させない室内用の忌避剤、他には粉剤、毒餌剤、誘引殺虫剤なども販売されています。
まとめ
ムカデは見た目の不快感だけでなく毒を持つ危険な害虫です。小さいお子様やペットがいるご家庭では十分に注意してください。
市販の薬剤では手に負えない…床下が原因かもしれない…個人では駆除が難しい…様々な理由によって毎年ムカデの発生にお困りの方々のために、安心・安全な駆除をご希望される方は、プロの害虫駆除業者にお願いしてみましょう。
春に発生!ムカデに注意!ムカデの退治と対策 (qujolia.jp)
