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ミツバチは駆除しなくて大丈夫?ハチ駆除業者が解説
ミツバチは、丸っこい見た目で、花の蜜や花粉を集めて生活する花蜂。ハチミツを作る益虫として私たちの暮らしに利益をもたらしてくれる存在でもあります。性格は、スズメバチやアシナガバチなどの他のハチと比べて危険性や攻撃性も低く、穏やかな性格なので人を襲うことはめったにしません。
そんなミツバチが住宅の屋根裏などに巣を作ってしまったら、駆除はしなくて良いものなのでしょうか。
害虫駆除業者のクジョリアが、同じハチでもスズメバチとは異なるミツバチの特徴や駆除の必要性について解説します。
目次
社会性昆虫ミツバチの特徴
ミツバチは社会性昆虫で女王蜂、働き蜂、雄蜂で構成される社会的な集団活動を行い、巣を守ったり、分蜂行動を行いながら花の蜜や花粉を集めて巣を作り、受粉を助ける益虫であり、人間によって貴重な役割を担っています。
巣は、屋根裏、天井裏、床下、軒下、木の中、窓の隙間、倉庫や木の中の空洞など、閉鎖的空間に作ることが多く、他のハチと比べて、穏やかで温厚な性格で毒性も低く、体が小さいです。
体長は、11~13㎜程度で体全体に毛が生えていて、黒い胴体に黄色い縞模様が特徴的。
活動時期は、一年中で、冬は働き蜂も越冬します。
ミツバチの針について
ミツバチは穏やかな性格なので、自ら人を襲うような攻撃性は少ないタイプです。
スズメバチやアシナガバチと比べると毒性は低いものの、一度人を刺すと周りにいる仲間のハチに刺激が伝達され、次々に襲われる可能性があります。
刺されると痛みや腫れ、赤みが出たり、アレルギー反応を引き起こす場合があります。蜂毒アレルギーを持つ人は、アナフィラキシーショックを起こし、危険な状態になることもあります。
基本的に人間や動物を刺すのはメスのミツバチ(働きバチ)に限られます。ミツバチの針には「返し」が付いており、引っかかって抜けにくい構造になっているので、一度刺すと、針や臓器の一部を失い、ミツバチはほどなくして命を落とします。
穏やかな性格のミツバチですが、身の危険にさらさて自己防衛のために刺すことがあります。しかし、むやみに人を刺せば自身の命を失うため、よほどのことがない限り、刺すことはしませんが、過去にはミツバチによる集団攻撃によって死亡する事案も起きているので、刺されないためには刺激しないことが重要です。
オスのミツバチは交尾を終えると生殖器を失い、すぐに死んでしまい、女王バチの針は「返し」が付いていないので何度も刺すことができますが、スズメバチのような強い攻撃性は低いと言われています。
ミツバチの巣
出典(日本ペストコントロール協会)
ミツバチの巣は平らな板が垂れ下がった形で、六角形の巣穴はミツバチの腹部から分泌された蜜蠟(みつろう)によって形成されており、はじめは白色ですが、だんだん黄色になります。巣が大きくなると板の枚数が増えていきます。
ミツバチの巣には、一匹の女王蜂と数万匹の働き蜂、数百匹の雄蜂が含まれています。
巣の規模によって異なりますが、小さい巣では3000匹、大きい巣では50000匹以上になることもあります。
ミツバチの郡の構成
●女王蜂:巣に一匹だけの女王蜂が存在し、毎日1000匹前後の卵を産みます。寿命は2~3年程度です。
●雄蜂:春の繁殖期となる4月~6月だけに生まれ、巣内では一切仕事をせず、毎日決められた時間帯に交尾飛行に出かける。目玉はメスのミツバチよりも大きく、餌は巣内で働き蜂から口移しでもらい、巣の掃除や女王蜂の世話はしません。
交尾に成功すると、その直後に死んでしまい、失敗した雄蜂は秋ごろに巣穴からお出されて死んでしまうことが多い。
一度の交尾で死んでしまうため、雄蜂の寿命は短いです。
●働き蜂:生殖以外のすべての仕事を受け持ちます。働きバチはメスですが、女王蜂のように卵を産むことはできません。
働き蜂は、巣内の清掃、幼虫へのエサやりなどの育児、女王蜂の世話、蜜蠟(みつろう)を分泌し巣作り、ハチミツ作り、花蜜や花粉を集めて巣に運ぶ、巣の入り口を守る門番など、巣内の仕事をすべて担っています。
寿命は約一ヵ月程度と短いです。しかし、冬の越冬期には、寿命が約6ヵ月ほど延びる場合があります。
ミツバチは駆除するべき?
それでは、ミツバチの巣を駆除するべきか、駆除しないでも大丈夫なのかについて解説します。
ミツバチを駆除するかどうかは、巣のある場所、巣の大きさ、被害の状況によって判断するべきだと言えます。
ミツバチは受粉を助けるなど多くの恵みをもたらす益虫ですが、集団でミツバチに刺されるリスクや家屋の汚染、建物の老朽化や害虫被害の拡大、オオスズメバチなどの危険な蜂をおびき寄せてしまう可能性があります。
蜂の数が多い場合には、刺激せずに速やかに業者を手配しましょう。
放置していてもやがて多くの働き蜂が誕生すれば、人が刺される危険や家屋の汚染などの被害が発生する恐れがあるので、早めに駆除すれば被害を最小限に抑えることができます。
また、ハチの巣が敷地内か敷地外にある場合、対応も変わってきます。ご自身で判断が難しい場合は、業者や自治体に相談してみましょう。
ミツバチの蜜による被害
巣が大きくなればミツバチの蜜の被害も大きくなり屋根裏や建物に付着した蜜やシミを取り除くのが一苦労です。
建物の腐敗が進み、ゴキブリやアリなどの害虫が湧き、二次被害が起こります。
ミツバチの駆除方法
ミツバチの駆除にはどんな方法があるのでしょう。
業者に依頼する
ミツバチを含め、スズメバチやアシナガバチなども対応している業者が多く活躍しています。
ミツバチは攻撃性が低いと言われていますが、巣はあっという間に巨大化し、蜂の数も多くなると駆除が難しくなります。
殺虫剤を使用した駆除では、周囲への安全性の確保や防護服を着用しながら行います。
できるだけ速やかに専門業者に依頼して駆除をお願いすることが一番安全です。
自治体に相談する
自治体によって駆除を無料で行ってくれたり、補助金が出るケースがあるので、お住いの自治体に一度ご相談をしてみましょう。業者を手配するよりも安く済む場合もあるので、ご確認ください。
養蜂場に問い合わせてみる
ミツバチは益虫なので殺してしまうことに抵抗がある方もいらっしゃります。その場合、養蜂場に引き取ってもらう方法がおすすめです。養蜂場がミツバチの巣を引き取る場合、殺虫剤を使用せずに生きたままミツバチを引き取ってくれます。
その際、費用がかかる場合もありますが養蜂場によっては無料で引き取ってくれる場合もあるようなので、お近くの養蜂場に問い合わせてみてください。
まとめ
ミツバチは穏やかな性格の益虫ですが、刺激すれば刺される可能性もあり、巣のある場所によっては放置するのは危険な場合があります。自分で駆除しようとすると巣を守るためにミツバチが攻撃態勢に入り、一斉に刺されてしまう危険性があるので、安易に近づかないようにしてください。ミツバチの巣に困ったら、今回紹介したミツバチの駆除方法を参考にしてみましょう。
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