殺虫剤が効かない⁈【スーパートコジラミ】の駆除対策|

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殺虫剤が効かない⁈【スーパートコジラミ】の駆除対策

旅行先などから気付かないうちに自宅に持ち帰ってしまう「トコジラミ」が日本でも話題になっていますが、皆さんはご覧になったことはありますか?

 

刺されると激しいかゆみが生じる厄介もの。謎の虫刺されに困っていたら、もしかしたらトコジラミのしわざかもしれません。

 

トコジラミは完全駆除が難しいと言われている海外でも大発生している害虫。

名前に「シラミ」と付くのでシラミと誤解されやすく「汚い場所に発生するのでは?」と思われがちですが、実はシラミではなく、カメムシの仲間。不衛生な場所だけに発生するという訳ではありません。

 

かくれんぼが得意なトコジラミはどんな場所に潜んでいるのか「殺虫剤が効かない」駆除が難しいとされる「スーパートコジラミ」の駆除対策について、様々な害虫駆除経験が豊富な業者が解説します。

 

トコジラミってどんな虫?

トコジラミは、何と言っても「かくれんぼ」が上手な昆虫なので、明るい場所にはあまり姿を見せず、暗くて狭い隙間に隠れています。

海外から日本に持ち込まれたとされるトコジラミは、通称:南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれ、吸血性で人間やペットの血液をエサにして繁殖を繰り返し、近年、厄介な「スーパートコジラミ」と言われる一般的な殺虫剤が効かない個体が増加していると言われています。

 

宿泊施設や電車の座席、輸入家具や荷物に付着したトコジラミや卵は様々な場所に潜んでいます。

 

外出先や宿泊先で荷物に紛れ込み、知らない間に人や荷物に付着して家に持ち込んでしまうことで繁殖していきます。

 

体長5~8㎜。

体色は赤褐色・茶褐色。

背面は扁平。

吸血後は腹部が膨らみ、2㎜ほど伸びる。

人間以外にも、犬や猫、ネズミや鳥にも吸血する。

トコジラミの発生・活動について

トコジラミは寒さに強く、日本の寒さに耐えられますが、繁殖しにくい冬は、家の中の狭くて暗い隙間や暖かい場所に隠れています。

餓死には強いので、エサとなる血を吸えなくても3~12ヵ月ほど生き続けることができるとも言われています。

 

寒い時期に見かけなくなったら、体力を使わないように活動量を減らしてジッと潜んでいる可能性があります。

 

翅を持たないので、歩行移動をしますが、歩行スピードは速く、荷物や家具の裏に素早く潜り込んで生息範囲を拡大していきます。

 

寒さに強いトコジラミですが、基本的に暖かい時期を好むので、発生時期は5月~9月頃に活動が活発になり、被害が増えていきます。

寒い時期でも暖房設備のある暖かい部屋の隙間で繁殖が可能です。

自分で駆除したい方へ

市販の殺虫剤を使用する場合、トコジラミ専用のプロポクスルやメトキサジアゾンの殺虫剤が有効的です。

ダニなどの害虫駆除用のピレスロイド剤が含まれている殺虫剤はスーパートコジラミには効果がありません。

 

応急処置として有効的な駆除は以下の方法になります。

 

・殺虫剤を使う

 

・掃除機で吸い取る

 

・ガムテープで成虫・幼虫・卵を捕る

 

・熱処理で死滅させる

 

・専門業者に駆除依頼する

 

トコジラミを見つけたら、応急処置として捕獲や死滅させても、まだどこかに隠れている可能性があります。

家の中のトコジラミを全滅させるためには、プロの技術で駆除を依頼するのがベスト。再発防止策にも対応しています。

トコジラミは駆除が難しい⁈

トコジラミが部屋の中で繁殖していると市販の殺虫剤だけでの駆除が難しいため、駆除業者に依頼する方が増えています。

 

一般家庭の場合、被害状況によって異なりますが10~20万円ほどになるとも言われています。駆除費用がかかることを考え、市販の薬剤で自分で駆除をする方も、いらっしゃいますが一時的な駆除ができても再び発生するといった被害に悩まれている方もいます。

 

自分の家は実際にどのくらいの費用になるのか、被害状況や建物の構造など業者によって施工内容や費用は異なるので、まずは現地調査・お見積りを依頼してみると良いでしょう。

スーパートコジラミとは

近年、増加傾向にある非常に厄介な害虫「スーパートコジラミ」とは、通常のトコジラミに同じ種類の薬剤を使い続けることで、強い個体が生き残り、耐性が強くなったトコジラミ。進化したトコジラミが増えたことで、これまでの薬剤・殺虫剤が効きにくくなり、手軽に購入できる市販の殺虫剤では駆除が難しくなっていると言われいます。

 

家の中に発生したトコジラミがエサとなる吸血源を求めて部屋を移動し、一日に数回もの卵を至る場所に産み付けると被害が広がり、駆除が難しくなる場合があるので、早めに業者に依頼を検討してください。

トコジラミはかくれんぼ好き|よく潜んでいる場所

トコジラミは、夜行性なので暗い時間帯に活動します。日中、明るい時間帯は暗くて狭い隙間に隠れています。

電気を消して探すのは難しいので、電気を付けて確認しましょう。

トコジラミは吸血しやすいベッドの裏、マットレスの縫目や布の重なり部分、寝具の縫目などによく潜んでいます。

 

他にもソファーのつなぎ目や隙間、カーペットの裏、家具の裏、畳の縁やすき間、床や壁、柱の角や隙間、カーテンの折り返し部分、壁に飾られた時計や額、鏡の裏、壁紙の裏側や壁紙の幅木の間、電化製品の内部、タンスや衣類や靴など様々な場所に潜んでいます。

 

トコジラミは、人間やペットが休む寝室、寝具やカーペット付近にも潜んでいることが多いです。吸血を終えると、再び隠れてジッとしています。

トコジラミの繁殖力と生命力は?

メスのトコジラミは繁殖期になると一日に5~6個の卵を産み、卵から孵化した幼虫は通常一ヶ月で成虫になります。

卵は1㎜程度で約1週間で孵化し、1~3カ月の間に5回の脱皮をして成虫になります。

 

一匹のトコジラミは、20~30回ほど産卵するので、生涯で約500個の卵を産むとも言われています。

成虫になれば9~18カ月生存でき、寿命は長く、しばらく吸血しなくても生きることができ、餓死にも強い厄介な害虫です。

トコジラミ写真

トコジラミに刺された!咬まれた時の症状には個人差がある

トコジラミに咬まれた後の症状は個人差があり、体質によって異なります。吸血されるのが初めてであれば無症状の場合が多く被害に気付きません。

 

過去に刺された経験がある方や繰り返し刺されることによって眠れないほどの激しいかゆみや赤い発疹が出ます。刺されすぎるとかゆみを感じない人もいます。

咬まれやすい部位は、箇所は主に肌が露出している部分。首・腕・腹・背中・足・股などです。

かゆみの原因は「ダニかな?」と誤解されることもありますが、ダニは肌が露出していない箇所を刺すので、刺され方によって何の虫刺されか判断できます。

 

トコジラミに刺されたら、市販の軟膏を塗って様子を見て下さい。抗ヒスタミンやステロイド剤配合の薬が効果的です。

あまりの痒さでかきむしると皮膚炎などを起こす恐れがあるので、症状がひどい場合は皮膚科に受診しましょう。

宿泊先でトコジラミチェックと予防

家族で宿泊したくなる旅館の和室(客室)まずは、宿泊するホテルや旅館の寝室、ベッドやソファーなどにトコジラミがいないかチェックしましょう。

しかし、トコジラミそのものを見つけられなくても「血糞」と呼ぶトコジラミのフンがないか確認してください。

 

ベッドの裏、天井やカーテン、家具の隙間などカビのようなシミがあったら、近くにトコジラミが潜んでいる可能性があります。

心配な方は宿泊前に「害虫対策済み」であるか確認すると良いでしょう。

 

そして、トコジラミが発生している海外のホテルに宿泊する時は、電気を付けて寝るのが鉄則です!

念のために殺虫剤も持っておくのも安心です。荷物は床にそのまま置かずに袋に入れておくと付着を防げます。

 

できれば防虫駆除を徹底しているホテルを選びたいですが、判断は難しいもの。

お部屋でトコジラミを見つけたり、血糞痕があったらフロントで部屋を変えてもらうなどの処置をお願いしましょう。

まとめ

外から持ち込んでしまったトコジラミが部屋の中で発生すると虫刺されに悩み、激しいかゆみに襲われて睡眠を妨げられてしまうといったストレスや健康被害が懸念されます。虫刺されで皮膚科に受診すると、トコジラミやダニによるものだと診断されて、気付く方もいるので、症状が気になったら病院に受診しましょう。

 

家の中で繁殖していくと素人では駆除が難しく、スーパートコジラミによって殺虫剤が効かないといった事態も発生しているようなので、専門の業者に駆除をお願いするのがベストでしょう。

トコジラミ駆除 | 千葉の害虫駆除は株式会社Qujolia (qujolia-pestcontrol.jp)

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