空き家に住み着く害獣や害虫被害と駆除対策|

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空き家に住み着く害獣や害虫被害と駆除対策

近年増えている空き家問題。長年住んでいた家の老朽化が進み、空き家状態になっていたり、実家の解体工事に費用が掛かることなどを理由にそのままの状態の方も多いのではないでしょうか。

 

ねぐらや繁殖するための住処にしやすい空き家は、何年も誰も住んでいない状態や老朽化によって倒壊の危険も問題視されています。

害獣が住み着いたり害虫が大繁殖する問題は近所に住む方にも迷惑をかけることにも繋がりかねません。

 

ネズミや猫の仲間でもあるハクビシン・アライグマなどが餌となる食べ物を求め、人の気配の少ない建物に侵入。

近隣住民に迷惑をかけてしまう恐れがあるので空き家の所有者は注意が必要です!

 

「害獣が住み着くとどんな問題が起こる?」

 

「ハクビシンやアライグマが住み着いてる」

 

「近隣に迷惑をかけてしまっている…」

 

そんなお悩みを抱えている方へ、空き家の害獣被害をまとめてご紹介します。

空き家は害獣や害虫の住処にされやすい

空き家は害獣にとって「人の気配がない・寒さをしのげる・繁殖や子育てのため」に隙間や穴があると侵入します。

餌を求めて外敵から身を守ることができる安全な場所となると住み着いていきます。

 

ネズミ・コウモリ・ハクビシン・アライグマなどの動物が空き家を住処にすると、屋根裏が糞尿に汚染され天井が抜け落ちるなど気付いた時には深刻な状態となる恐れがあります。

 

又、家屋をボロボロに蝕むシロアリや刺されると危険な昆虫スズメバチなどの住処にもされやすくなります。

 

庭の草木のお手入れ・草刈り・剪定していないと死角が増えるので害虫獣が忍び込みやすく発見にも遅れが出ます。

スズメバチや毛虫など危険な虫が大量発生して近隣に迷惑をかけてしまうといったトラブルも絶えません。

 

こちらのコラムでは、そんな空き家に発生する

害虫・害獣被害・駆除対策方法についてご紹介します。

 

解体することをお考えの方も

 

解体前にしっかり駆除して

 

被害拡大や近隣トラブルを防ごう!

 

まずは空き家に住み着きやすい害獣と害虫を種類別でみていきましょう。

ネズミ

家屋に侵入する害獣被害のなかで最も多い事例がネズミによる被害。

騒音・フン害・食害・柱や断熱材をかじったりもするのでネズミが住み着くと非常に厄介です。

 

ネズミは人が既に生活している住宅(人家)にも侵入するので決して空き家だけを狙っている訳ではありません。

空き家に住み着くネズミは種類によって、屋根裏・床下・壁の中・室内など自由に行き来しながらやりたい放題に荒らしていることも。

 

警戒心が強いネズミは、エサがある・人の気配・外敵がいない・子育てできる安全な場所を選びます。

そのためネズミにとって空き家は居心地の良い環境になります。

 

空き家にはエサとなるものがほとんどないので別の場所で食べ物を調達して住処(空き家)に戻ってくるといった活動をしている可能性があります。

 

クマネズミ

屋根裏・天井裏などの乾燥した高い場所を好む。

 

ドブネズミ

下水まわりから床下など湿気の多い場所を好む。

 

ハツカネズミ

屋根・戸袋・排水パイプ・家具裏など狭い隙間を好む。

 

ネズミは小さな身体を武器にわずか隙間から侵入します。夜になると活動を始めるので人が住んでいる家でも壁や天井裏から音がしてうるさくて眠れないといった声も多く聞かれます。

 

ネズミは何でもかじるので断熱材や柱、壁の他にも衣類などもボロボロにします。

そしてなんでも巣材にします。(枯葉・枯れ草・小枝・ダンボール・新聞紙・紙類・ビニール袋・衣類・布類・布団・断熱材など)

 

最も危険なのは電気配線や配管をかじられ破損や火災に繋がる恐れがあること。

 

電気・ガスが止まっている状態であれば安心かもしれませんが…再度電気ガスを通す際に漏電や故障が生じている場合もあり最悪の場合、火災に繋がる恐れもあるので、ネズミがいた家では万が一に備えて確認をしておきましょう。

 

空き家には定期的に様子を確認しに行きながら掃除や換気を行いながらネズミのフンやかじられた痕跡がないかなど変わった様子がないか確認しましょう。

 

空き家を放置せずに

 

近隣住民への配慮も大切です!

 

ネズミは数が増加すれば住処を移動したりエサを求めて近隣のお宅へ行ったり来たりと移動します。

逆にご近所の家から空き家にくることもあるのでしばらく無人になる空き家では予防対策も大切です。

ネズミ予防対策

 

・エサになる食べ物を置かない

 

・侵入できそうな隙間を塞ぐ

 

・庭木のお手入れをしておく

屋内にある大切なものはイタズラされないよう管理してください。

自身の所有する空き家が原因でトラブルを招いてしまう恐れがあるので定期的に空き家の管理を心掛けましょう。

ハクビシン

農作物の被害と併せて、都市部でも住み着きが増加しています。

 

ハクビシンは中型動物でネコ(猫)の仲間。

暗い場所では体型が野良猫と間違われることもありますが、鼻筋に白い線が入っているのが特徴的。

成獣は猫よりもやや大きいです。

 

木登りや綱渡りが得意でジャンプ力もあるハクビシンは電線や屋根に登るこができ、ネズミを追いかけ建物に侵入することもあります。

ハクビシン出没している地域やネズミが居る家は特に注意が必要です。

 

近くに畑や果樹園などがある住宅でも発生し、外敵のいない空き家や人が住んでいる家でもねぐらとして住み着くことがあります。

 

ハクビシンは劣化によってできた屋根裏の隙間などから侵入します。

 

厄介なのは糞尿による悪臭・天井のシミ・木材の腐れ・ダニ・病原菌の発生です。

決まった場所に排泄する習性があるので建材を腐敗させ、排泄物の重みで天井が抜け落ちるたり、ノミ・ダニを持ち込むことで不衛生な環境が広がってしまいます。

雑菌やウイルスの媒介健康被害に注意が必要があり、その状態では人が住めない状態になることも懸念されます。

 

ハクビシンやその他の動物(イエネズミを除く)は鳥獣保護管理法により捕獲や殺傷は禁止されているので追い出す駆除を行う必要があります。

自分では難しいので駆除業者に依頼することをおすすめします。

アライグマ

上記写真は屋根裏にアライグマが住み着いていた空き家です。

長い間親子で住み着いていたと思われる空き家の隣には家主さまの建物が建っていました。

 

「使われていない家」がアライグマの住処になり、屋根裏には大量の糞(フン)の重みと染みついた尿などの排泄物や湿気が原因で天井が抜け落ちた状態になっていました。

 

このような事例のようにアライグマはハクビシンのように同じ場所に排泄することで衛生環境が悪化してしまいます。

子どもを産んでどんどん数が増え、空き家や家屋の天井裏に住み着き、天井の破損や腐敗する被害が出ています。

 

アライグマは可愛らしい顔をした印象がありますが、実は意外と凶暴で人を咬みついたり襲ってくる危険もあるのでむやみに近づいたり手を出さないようにしましょう。アライグマにおいても鳥獣保護管理法により捕獲や殺傷は禁止です。駆除対策は専門の業者に依頼をしてみましょう。

猫(ネコ)

野良猫なども寒さや雨をしのぐために空き家に住み着くことがあります。

空き家で子どもを産んだり、糞尿による悪臭や死骸が残ることでダニ・ノミなどの害虫も発生しやすくなります。

 

近年では野良犬被害は少なくなり、野生動物とは異なる野良猫は身近な動物。元々、人に飼われていた猫や野良猫の繁殖で人が住んでいない空き家に侵入するケースも少なくありません。

住み着いていた成猫や子猫の保護を個人で行う方も多い傾向がありますが、時には迷い猫の可能性もあります。

 

近隣で野良猫に餌やりをする人がいることで人間に懐くネコも多く、ネコの繁殖と共に被害が広がることが懸念されています。

 

空き家に侵入されていた場合、ネコを追い出し、野良猫の侵入口を塞ぎ再び侵入できないようにしたり、忌避剤などで寄せ付けない対策をしましょう。

 

猫よけ対策では、空き家の敷地内に侵入できないよう板やブロックで隙間を塞ぎ、忌避剤や超音波などで追い払う方法もあります。

 

駆除業者では野生動物と同様に追い出す駆除と再び侵入させない対策を行っています。

駆除と言っても野良猫を含む動物を殺したり傷つける行為は動物愛護法の規則に触れ、処罰の対象になるため追い出し・侵入防止をメインに行う必要があります。

猫の糞尿は強烈な臭いなのでハウスクリーニング・リホーム等の費用が掛かる場合があります。

野良猫の保護について

 

野良猫を含む動物を殺したり傷つける行為は動物愛護法の規則に触れ、処罰の対象になります。

成猫・仔猫を保護した場合、野良猫への対処についての相談を保健所などの公的機関が受け付けているので問い合わせてみましょう。

自治体の保健所では野良猫・野良犬を殺処分するイメージか強いですが、殺処分となる前に飼い主を見つけるための場所でもあります。

 

空き家の地域で猫の保護や里親探しを行うボランティア団体に依頼すると猫の保護や里親探しを引き受けてくれます。

費用は請求されないケースもあるので事前に確認してみましょう。

シロアリ

害虫のなかでも家屋を蝕むシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリです。

木材をエサに生活するので床下や柱などをボロボロにします。

 

シロアリ被害は、空き家だけとは限らず新築の家や既に住んでいる住宅でも発生します。

 

シロアリ被害に気付かないまま放置すると建物全体にまで被害が及び、放っておくと耐震性の強度が下がり寿命を縮めてしまいます。

地震に弱い家になり、最悪の場合、倒壊する危険もあります。建物を守るために定期的なシロアリ対策が必要です。

 

ヤマトシロアリは湿った木材を栄養源にしているので湿気の多い台所キッチン・お風呂・トイレなどの水回りの床下に発生し、木材をじわじわと食べ進んでいきます。

イエシロアリは被害が家屋全体に及ぶこともある食欲旺盛なシロアリ。繫殖力も強く危険な種類とも言われています。

 

床下の様子がわからなくでも湿気の多い家や柱・壁・畳などがボロボロになっていたり蟻道やシロアリ・羽アリを見つけたらシロアリ駆除・防除が必要です。

 

空き家の家を解体予定の場合には駆除の必要はないと思われますが、家を長く保ちたい場合、放置せずに駆除・防除をすることで家を長持ちさせることができます。

被害が広がると害虫駆除・リホーム等の費用も膨らんでしまうので早めに検討しましょう。

スズメバチ・アシナガバチ

スズメバチは凶暴で毒針を持ち、人を襲う危険な蜂と知られています。

刺されると激しい痛みや腫れが生じ、アナフィラキシーショックを引き起こすと最悪の場合、死に至る危険もある殺人バチです。

 

スズメバチは建物の玄関・軒下・物置・土の中など様々な場所に巣を作ります。秋頃には巨大な巣を完成させます。

春から女王蜂が巣を作りはじめ、巣の形状はひょうたんのような形から働き蜂が日に日に増えいくとあの立派マーブル模様の丸い巣が完成されます。

 

近くを通るだけで攻撃して人を襲うので、頻繁に周囲を飛んでいたら近くに巣がある可能性がありとても危険です。

雨風しのげる場所に巣を作る傾向があり、人のいない空き家にも巣を作るので近隣に危害が及ぶ可能性が高くなります。

巣をみつけたら刺激せずに速やかにその場を離れ、駆除業者に依頼をしてください。自分で駆除するのは大変危険です。

 

アシナガバチは、スズメバチと異なり攻撃性は少ない蜂です。足をだらりと下げて飛ぶアシナガバチは玄関・ベランダなど様々な場所に巣を作ります。

 

しかし、スズメバチほどではないものの危険な毒を持つので刺されると腫れや痛みなどの症状を引き起こします。

アシナガバチの巣は、シャワーヘッド状の形で巣の様子がみえます。

 

ハチの巣を作られ周囲を頻繁に飛んでいると近隣住民にも危害が及ぶ恐れがあるので見つけた際は速やかに業者に依頼して駆除をしましょう。

毛虫(ケムシ)

空き家の被害は建物だけとは限らず、庭木のお手入れをせずにいると毛虫(ケムシ)などの害虫が大量発生しても気が付かず、近隣に迷惑をかけてしまうことがあります。

 

定期的に庭木のお手入れ(草刈りや剪定など)こまめに行い、生い茂った状態は避けましょう。

 

毛虫のなかでも毒を持つチャドクガ・ドクガなどが大発生すると毛虫そのものに触れていなくても毒針毛が風で飛散して近隣の洗濯物などに付着し、人の肌に触れると激しいかゆみや湿疹などを引き起こします。

 

庭のお手入れを怠ると毛虫などの害虫発生しやすいので春頃から注意が必要です。

定期的に空き家の様子を見に行きながらお庭の状態もチェックしましょう。

その他害虫

その他、室内の畳やじゅうたんなどにダニ・ノミ、キッチンやトイレなどの水回りにゴキブリなどの害虫が発生す事例もあります。

人の皮脂やフケ・食べかすなどのゴミや害獣の侵入によって持ち込まれることもあります。

定期的にお部屋の換気や掃除機をかけるなど食べ物を置かないようにしましょう。

空き家の管理と異変チェック

空き家の所有者は建物の維持や近隣に迷惑を掛けないよう管理することが大切です。

 

定期的に窓を開けて換気する。

 

掃除機をかける。

 

害獣の足跡や糞が落ちていないか

 

破損や劣化でできた隙間や穴。

 

悪臭・異臭。

 

異常や異変がないか

 

確認してみましょう。

 

ネズミ・ハクビシン・アライグマ・コウモリなどの害獣が住み着くことで家の価値にも影響を及ぼします。

定期的に空き家に行くことで人の気配を感じさせたり庭のお手入れをすることで害獣も警戒をして寄り付かなくなる効果が期待できます。

室内も定期的に換気や掃除をするなどの管理を心掛けましょう。

 

解体予定の場合

解体することで害獣が引っ越しをするように別の場所へ移動する可能性があります。

解体をお考えの方においても近隣住民に影響を及ぼさないためにゴキブリやハチ、ネズミなどは解体前に駆除をすることをお勧めします。

 

売却予定の場合

空き家を売却する予定の住宅では害獣が住み着いていたことで家の価値が下がってしまう恐れもあります。

リフォームや殺菌処理などの別費用が掛かる場合もあるので、早めの駆除で被害拡大を防ぐことができます。

まとめ

今回は空き家に潜む害獣や害虫についてご紹介しました。

所有者が管理を怠ってしまうと様々な害虫獣の住処になってしまう恐れがあります。

できれば2~3カ月に一回、最低でも半年に一回は換気や掃除をしに行き、変わった様子がないか確認してみましょう。

まだ何も被害が出ていない場合は予防のために庭木のお手入れやネズミなどが外から室内へ侵入できる隙間や穴を塞いでおきましょう。

既に被害が出ている場合には速やかに駆除業者にご相談してみましょう。

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