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トイレからネズミが出た!ドブネズミ駆除
「トイレの蓋を開けたらネズミが出てきた!」
そんなまさかの事態が実際に起きているのをご存じですか?
トイレの溜まった水の中からネズミが出てくるの?!と驚いてしまいますが、実際に生きているネズミがトイレの便器から出てくる姿がSNSや動画などで話題になりました。
長年、各地でネズミの駆除経験を積んできた業者のなかにも、依頼主からトイレからネズミが出てきたといった声を耳にすることもあります。
ドブネズミは泳げるので、下水溝を伝って侵入することもあり得ない話ではないのです。
今回のコラムでは、東京都心を中心に各地に広がるドブネズミの身体能力と様々な被害の実態をご紹介していきす。
駆除をお考えの方もネズミ被害で頭を悩ませている方も、ネズミの生態を知って是非駆除対策に役立ててみて下さい。
目次
身近に生息するドブネズミの生態
ドブネズミは家に出現するイエネズミの中で一番大きなネズミです。
イエネズミには「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類が代表的。
・体は太めで耳は小さい
・体色は茶褐色~灰色
・しっぽは肌色・体より短い
・体長は18~25センチほど
ドブネズミに関しては、一番体格が良く、仔猫ほどに巨大化する個体もいます。
警戒心の強いクマネズミ等とは違ってドブネズミは凶暴で気性が荒く好奇心旺盛です。食性は雑食ですが、特に肉類や魚類を好む傾向があります。
他のネズミと違って警戒心が低いので人を怖がることもしません。
人を噛みついたり引っ搔くこともあるので注意が必要ですが、警戒心が低い分、他のネズミと比べて罠や仕掛けに掛かりやすいタイプでもあります。
ドブネズミは高い場所をよじ登るのは苦手で低い場所を好むため家の床下・配管・水回り・下水溝、地下街・水辺の土地・食品倉庫・ゴミ捨て場・繁華街などで見かけることが多いです。泳ぎが得意なのでとても驚きですが下水管から侵入してトイレから出てくることもあります。
クマネズミとドブネズミの違いは?
天井裏や屋根裏を行き来しながら住み着くのはドブネズミではなくクマネズミ。
ネズミを発見した場所がトイレや風呂場、キッチンなど水回りならドブネズミである可能性があります。
屋根裏などの乾燥した場所を好むのは警戒心が強く臆病なクマネズミです。
「すぐに隠れる・逃げる・小さい・すばしっこい・壁を登る」そのような場合には、警戒心が強く駆除が難しいとされるクマネズミの可能性があります。
クマネズミが住み着いた場合、壁や屋根裏から走り回る音がします。
ドブネズミより若干小さいクマネズミは体長16~23センチくらい。しっぽは体よりも長く耳が大きめです。
垂直な壁も登り、綱渡りも上手なので運動能力は優れていますがドブネズミのように泳ぐことはしません。水が苦手です。
クマネズミは、わずか2~3センチの隙間から建物に侵入し、壁と壁の隙間を通って自由に移動して部屋に繫がる穴や隙間からお部屋に現れることもあります。
しかし、人がいる時間帯を避けているのであまり姿をみせません。唯一食べ物を食い荒らされたり、フンを落としていきます。
主にクマネズミは寒さをしのいで断熱材をねぐらにして子育てをします。
ドブネズミが引き起こす問題や被害とは
ドブネズミだけに限らず、家に住み着くクマネズミも同様にネズミは様々な問題や被害を引き起こします。
具体的にどのような被害が生じるのかご説明します。
危害を加える物理的被害
物理的被害とは、ドブネズミが私たち人間に直接与える被害です。イエネズミの中でもドブネズミは凶暴な性格なので、襲い掛かってくる危険があります。
素手で触ったりすると噛んだり引っ掻いてくる危険があります。
「食材や食品を狙う」経営や経済的損失被害
ドブネズミは餌を求めて食品倉庫・厨房・店頭などの食材や食品をあさり商品を駄目にしてしまうことがあります。
店内に侵入してしまうと陳列している米や菓子・小麦粉やパン・肉類が被害に遭い、経営者・お店側の負担や損失も大きな影響を及ぼします。
あらゆるものを食べるドブネズミですが、肉や魚を好む傾向があるので、環境下によって生ゴミだけでなく市場や水産工場などでも食害が発生しやすい。
「何でもかじる」経済的被害
アパートや戸建てでもドブネズミが侵入する被害も発生し、柱や壁をかじります。食べ物以外にも電気設備、機械や電気ケーブル等の故障や破損も大きな損失を与えます。最悪の場合、火災などに発展してしまう恐れがあるので、そのような事態になってしまうと経済的被害は深刻なものになります。
なぜネズミは何でもかじる?ネズミが何でもかじるのには理由があります。ドブネズミの口先にある上下4本の門歯は一生伸び続けるので、定期的に硬いもので歯を削らないと口が塞がってしまい、食べることができなくなって死んでしまうのでネズミは自分の命を守るために建材などをかじって生命維持のために削り続けているのです。 木材・柱・壁・プラスチック製のもの・コード類・衣類・布団・断熱材など歯を削るだけでなく、ねぐらの巣材や建物に侵入するために壁穴をかじって侵入口を広げたり、袋を破って食べ物を口にします。 |
衛生的被害で感染症や健康被害を起こす
ドブネズミをはじめ家屋に住み着くクマネズミも同様、ネズミは様々な雑菌やウイルスを持っています。
病原菌を媒介する恐れがあるので、ネズミを素手で触ったり、ネズミが接触した食べ物を口にするのは危険です。
食品を扱うお店では、害虫獣の対策に加え、厨房内の衛生管理を徹底して清潔にすることが大切です。
ネズミやゴキブリ対策を怠っていたり、被害を放置していると食中毒などを引き起こす危険があります。
衛生管理責任が問われてしまうと営業停止になったり、お店のイメージダウンで最終的に経営破綻する状態になってしまう恐れもあります。
そのような事態を避けるためにも、事前に予防対策をして、被害が出ていたら速やかに駆除対策を行い、改めて衛生管理には注意しなければなりません。
ネズミが媒介する感染症とは?
鼠咬症 | ネズミに直接咬まれることで、発熱、悪寒、発疹などを引き起こす |
レプトスピラ症 | 糞尿に汚染された食器類を使うことで、発熱、黄疸、筋肉痛、視力障害などを引き起こす |
サルモネラ症 | いわゆるサルモネラ菌による食中毒。糞尿に汚染された食品を口にすることで、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などを引き起こす |
ツツガムシ病 | ネズミに寄生するダニに刺されることで、発熱、発疹などの他、血管に血栓が生じることがある |
多くの菌や病原体を保有しているイエネズミは人体に様々な危害を加える衛生害獣として捕獲・殺傷等の駆除の対象になっています。(その他の害獣や害鳥に関しては「鳥獣保護管理法」により許可なく勝手に捕獲・殺傷等は禁止)
ネズミ駆除に関してはご自身で捕獲駆除することも認められています。
ネズミがでたら放置しないで!
ネズミの繁殖力は凄まじいので、あっという間に被害が広がってしまいます。
被害が大きくなる前に早期駆除・早期対策を行いましょう。
ネズミが家に侵入したら
ネズミは餌を求めて一時的に建物に侵入する場合もありますが、基本的に居心地の良い環境を求めて侵入してくるので、お気に入りの場所を見つけると住み着く傾向があります。
壁や天井裏から音がしたり、何かをかじる音、多くのフンに汚染されるようになるとダニや病原菌をまき散らし、不衛生な環境になってしまいます。
被害に気が付くまで日数が経過してしまう場合もあるので、細心の注意が必要です。
ネズミを見かけたり、明らかにネズミによる被害が始まってしたら、速やかに駆除することをおすすめします。
ネズミを駆除する方法
殺鼠剤による駆除が効果的
ドブネズミは粘着シートトラップでの完全駆除は難しく、殺鼠剤と呼ばれる毒エサを使った駆除が効果的です。
但し、殺鼠剤を用いた駆除は、効果の出る適切な場所に仕掛けるなど安全性を重視しながら使用することが重要です。
粘着シートで捕獲する方法は、ドブネズミ以外のクマネズミやハツカネズミの駆除に最適です。
浸入経路をふさぐ
ドブネズミは冒頭でもお話したように水回りやトイレからも侵入することがあります。クマネズミのように屋根裏や高所への移動はほとんどありません。
しかし、屋根や壁に穴や隙間があるとそこから侵入してくる可能性があります。配線やガス管などの導入口周辺も壁に隙間がないかチェックをしてみましょう。
穴や隙間は、金網、板、パンチングメタルなどでふさいで、パテ、セメントなどで封鎖することでドブネズミの侵入を防ぐことができます。
環境改善でネズミを寄せ付けない
主にドブネズミは餌を求めて侵入してきます。食べかすや食べ物の保管方法に注意して、寄せ付けにくい環境改善をしましょう。
生ゴミや食べかす、食材がある倉庫など被害に遭いやすいので、食品保管方法の改善並びに日々の清掃も大切です。エサとなる物を片付け、建物施設への侵入防止対策として侵入口を塞ぎましょう。
業者に依頼する
業者に依頼するとドブネズミ・クマネズミのネズミの特徴や習性、駆除のコツを掴んだプロがあらゆる技術を活かしながら建物の構造や被害の状況に合わせた駆除を行います。侵入経路を見つけ出し、追い出しや捕獲駆除を行い、再発防止に努めます。「自分で駆除するのが難しい」「徹底的に駆除して早期解決させたい」プロにまかせて徹底的に駆除をしたい方は是非業者に依頼してみると良いでしょう。
まとめ
ネズミ被害は、全国各地で発生しています。ネズミが住み着くことで、健康被害や建物や経済的損失にも繋がりかねません。
被害をそのまま放置すると被害が深刻な状況になり、戸建て住宅をはじめ、アパートや工場施設、飲食店などでも「ネズミが出た!」とのご依頼が相次いでいます。
大切な家族や住まいを守るためにも一日でも早く解決できるよう速やかに自分でもできる駆除対策や業者に依頼することをおすすめします。