ツバメの巣はなぜ縁起が良いの?ツバメ対策とは?|

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ツバメの巣はなぜ縁起が良いの?ツバメ対策とは?

家の屋根や玄関先にいつの間にかツバメが巣を作られていた経験はありませんか?

 

可愛らしいヒナや子育てに専念する親鳥の様子を見守る一方で、鳴き声やフンが落ちてきてお困りの方もいらっしゃいますが、ツバメの巣は「縁起がいい」と言われ歓迎する方も多いのではないでしょうか。

 

ヒナや卵のいる巣・子育て中の巣を破壊したり壊す行為は鳥獣保護管理法によって禁止されているのをご存じですか?

ツバメを傷つけたり捕獲・殺傷などはしてはいけない法律があります。

 

環境に優しいツバメ対策では、傷つけてはいけない様々な注意点に注目しながら野鳥の命を守り、生活する人々の暮らしの妨げにならないよう対策することが大切です。

 

こちらのコラムでは巣を作らせない対策巣を作られた時の対策についてご自分でもできるスズメ対策をまとめてご紹介していきますので是非参考にしてみてください。

 

まずはツバメの特徴から縁起が良いとされる理由を学んでみましょう。

ツバメとは?

ツバメは漢字にすると「燕」と書きます。

春から夏にかけて日本へ飛来する渡り鳥です。

 

全長17㎝前後、羽を広げた状態では約30㎝ほどの小型の鳥です。

スリムな体で大きな翼が特徴的です。

体色は白と黒のツートンカラーで背中に光沢のある藍黒色の羽毛で、首からお腹にかけて白い羽毛をしています。

口や顎回りは赤く、ヒナの口ばしは黄色く大人になるに連れて黒色になります。

ツバメは河川敷や農耕地、街中の民家や住宅、飲食店やコンビニなど商店の軒先や出入口付近の照明・看板などに巣を作ります。

ツバメは昔から田畑の害虫を食べることで益鳥(えきちょう)として農作物を守る鳥でもありました。

親鳥は外敵からヒナを守るために、あえて人の出入りの多い軒先や玄関などに巣を作るようになったとされています。

ツバメは幸せを運ぶ鳥。多くの方がそのような印象を抱くようになったのは昔から幸運の象徴・縁起が良いとされて親しまれてきたためです。

春から梅雨にかけて家屋の玄関や軒先に巣を作るツバメの様々な言い伝えをみていきましょう。

ツバメの巣はどんな幸運の象徴?

ツバメに巣を作られることでどんな幸運を意味する言い伝えがあるのかまとめてみました。

 

・無病息災

・子宝に恵まれる

・商売繫盛

・作物の豊作

 

・優しい人が集まる場所に巣を作る

・鬼門の方角には巣を作らないため幸運が舞い込む

・ハエや蚊などの害虫がいなくなる

 

ツバメは人が住む環境に営巣する習性から、地方によっては人の出入りが多い家、お店などに作ることが多く、商売繫盛の印にもなっています。

ツバメが巣を作る場所は安全であるといった言い伝えから巣を大切に残す人も多いようです。

 

一度の産卵で5~6個の卵を産み、親鳥がエサをやりながら子育てをします。

年に2度の産卵をすることもあり、子沢山が伝わって子宝に恵まれるとも言われています。

 

そしてツバメは巣を作る前に、どこに作るか確認をしてから巣を作ります。

 

安全で安心して子育てできる場所が、外敵から巣を守るために玄関先など人通りが多い場所に作る傾向があり、人間を恐れていない様子のツバメを優しく見守る人々も多いですね。ツバメも人が守ってくると知っているのかもしれません。

 

鳴き声やフンに悩まされる方も多いですが、巣立つまでの期間は、優しく見守ってあげましょう。

ツバメの巣を破壊して卵やヒナの捕獲や殺傷行為をしてはいけない法律があるので注意しましょう。

巣を撤去したい場合は、巣立って空っぽの巣になってから撤去をしましょう。

ツバメを守ろう 鳥獣保護管理法

日本には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律として略称された「鳥獣保護管理法」があり、ツバメなどの野鳥は守られています。

都道府県知事の許可がなければ卵やヒナがいる巣を壊すことは違反になり、これに違反した場合、1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金が科せられます。

 

原則として鳥獣を捕獲・殺傷・鳥類の卵の採取・損傷する行為は、鳥獣保護法の8条で禁止されているため、卵やヒナがいる巣を許可なく勝手に破壊する行為は避けましょう。

巣を作られた場合、野鳥の命や生態系を守るために巣立つまでそっと見守ることが大切です。巣の下などに落ちているフンの清掃や新聞紙などを敷くなどした衛生的な対策をしながらヒナが巣立つまで待ちましょう。

ツバメが家に巣を作る問題点

ツバメの巣は縁起が良いとされていますが、問題点があるのも事実です。気になる点は以下の4点です。

 

・巣からフン(糞)や泥が落ちて不衛生

・ヒナを狙って蛇やカラスなどの野鳥がくる

・ダニや寄生虫などの害虫をおびき寄せてしまう

・鳴き声による騒音被害

 

玄関や軒先に巣を作られるとフンや泥が落ちていて不衛生な印象を抱く人もいます。

そのため、段ボールや新聞紙を巣の下に敷いてこまめにフン掃除やフンの回収処分をしてあげると衛生的ですね。

 

ダニや寄生虫が発生する恐れがあるので、巣立った後は防ダニ・殺菌処理を行うこともおすすめします。

巣にいるヒナの鳴き声は親鳥が餌を運ぶ際に必死に鳴く姿です。夕暮れなど親鳥がいる間は静かに休みます。

 

鳴き声がうるさいといった苦情を避けるためには、なるべく巣を作らせないよう事前に対策しましょう。

できれば卵やヒナを産む前の巣を作りはじめた段階で撤去と再び巣を作られないように害鳥予防をしましょう。

 

既に卵やヒナがいる場合には、例えご自分の敷地内であっても許可なく勝手に撤去はできません。

ツバメの様子を見守り、決して巣を破壊してヒナを傷つけずに見守ってあげましょう。

 

約1カ月ほどで飛ぶ練習をしながら巣立ち、親鳥と共にいなくなりますが、毎年同じ場所に巣を作る傾向があります。

そんなツバメが来る季節を楽しみにされる方もいらっしゃいますが、被害を避けたい場合には巣立った後に巣の撤去と巣を作らせないように対策することをおすすめします。

ツバメが巣を作らないようにする対策

上記のように卵やヒナがいる巣を簡単に駆除が出来ないツバメ。巣を作られたくないなら防鳥対策で防ぎましょう。

事前に対策できるツバメに巣を作らせない予防方法を試してみましょう。

ツバメ予防に効果的

・キラキラ光るもの(CD/アルミホイル・プリズムテープ)をぶら下げる

 

・蛇やカラスの置物設置する

 

・防鳥スプレーなどの忌避剤で寄せ付けない

 

これらは市販の害鳥対策グッズとして販売されているのでご自分で設置するのも簡単です。

しかしこれらの対策に鳥が慣れてしまうこともあります。定期的に変えてみたり、更に対策強化したい場合には以下の方法も取り入れてみましょう。

 

・壁に養生テープやガムテープを貼って足や泥を引っかけにくい壁にする

 

・ネットを張って飛来・侵入させないようにする

 

・スパイクを設置して物理的に巣を作れないようにする

 

 

垂直な壁でも足が掛けられやすい壁や雨風しのげる軒先などに巣を作るので壁面を平滑面に塗り直す他、飛来防止ネットを設置する方法も効果的です。

ツバメの一年の活動

春の気温が上がり温かくなる季節に日本へやってくる。

家の軒先などに巣を作り卵を産む。

ヒナが孵るのは約2週間ほど。

この時期親鳥はヒナのエサを探し、巣にいる我が子たちにエサを与える。

 

夏はまだヒナの子育て時期。4~7月にかけて1~2回繁殖する。

孵化から巣立ちまでは3週間ほど。それまでたくさんのエサを食べて大きく成長する。

ヒナがひとりで巣から飛び立つ時期は1カ月経たない程度。順番に飛び立つようになると親鳥と共に育った巣から離れる。

 

秋頃は若鳥が親鳥と餌を求めて飛び回る。

巣を離れて集団となって過ごす。川原の植物の中にねぐらを作りたくさんのエサを食べて渡りに備える。

秋が近づき、9~10月頃にはツバメたちは日本を離れる。

九州・沖縄を経て、海を越え、南方へと渡っていき、そこで冬を越します。

そして翌年の春に再び日本へやってくる。

まとめ

ツバメの巣は縁起が良いといわれるだけに、そのツバメの活動や成長を見守り観察したり、見守ってくれる優しい人間をツバメが見極めていたとしたら、微笑ましくも感じますね。雛が巣立つまでの間はこまめにフン清掃をして成長を優しく見守ってあげましょう。

翌年にまた巣を作られることを避けたい方は、親鳥をはじめ、卵やヒナを傷つけずに防鳥対策で事前に対策をしてみることをおすすめします。

巣の撤去・防鳥・飛来防止対策では業者に依頼してみるとより効果的な対策ができるでしょう。

 

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