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ゴキブリが嫌がるものは?駆除の効果的な時期

夜に部屋の壁や家具の裏からゴソゴソ・ゾロゾロと姿を現す黒い影。不意の遭遇に思わず叫んでしまう方も多いのではないでしょうか。そんなゴキブリが室内に潜んでいると考えたら眠ることもできない方も、事前にゴキブリが出やすい時期や出にくい環境を知って対策しておくとあの恐怖心や不快感を抱かずに過ごすことができるかもしれません。

 

今回は、そんなゴキブリが発生しやすい時期と駆除対策についてご紹介します。そしてゴキブリの嫌がるものを逆手にとって予防してみましょう。

ゴキブリが発生しやすい時期に注目

まず、ゴキブリが出現しやすい時期に注目してみましょう。

誰もがご存じなように夏場に発生するイメージが強いゴキブリは、高温多湿な環境を好むので夏の時期は特に活発に活動します。

 

春から秋にかけて成長し、25℃を超えると繁殖活動も活発になります。

気温が下がる冬はゴキブリの活動は鈍くなり「冬にはゴキブリを見なくなる」と思われますが、屋内の暖房や機械の裏など20℃以上の温度がある場所では一年中生息できます。

屋外だけでなく室内で生息・繁殖するゴキブリは季節や時期だけでなく環境状態が大きく影響します。

ゴキブリ一匹見つけたら本当に100匹いる?

一般的に良く見かけるのがクロゴキブリとチャバネゴキブリ。

夏によく見る2種のゴキブリですが「家の中で一匹見つけたら100匹はいる」と言われるほどの凄まじい繫殖力があります。

 

見かけない時期にも段ボールの隙間や冷蔵庫の裏などの暗く狭い場所に卵や幼虫・成虫が潜んでいる可能性があります。

 

寿命は短いように感じますが、クロゴキブリは屋内外で生息できる上、越冬することで成長を止めることで寿命が長くなるんです。

 

卵から幼虫・成虫になるまで1~2年かけて成長したり、成虫になってからも卵を産み付けながら3~6カ月、最長1~2年以上も生きる個体もいると言います。産卵回数は1年で10~20回ほど。

 

チャバネゴキブリは越冬しない屋内で発生するゴキブリ。

飲食店などで生息するゴキブリなので暖房やキッチンにある電化製品などの裏など暖かい環境で生息します。

 

チャバネゴキブリの繫殖力はクロゴキブリよりも速く、1年のうちに2世代以上も繫殖します。

産み付けられてからすぐに孵化が始まり成虫までの発育が速いので大量発生しやすい傾向があります。

寿命は4~6カ月ほどの短命です。

越冬しない分、繫殖が速いチャバネゴキブリはクロゴキブリよりも身体が小さく飛べないゴキブリなので移動範囲も狭い特徴があります。

 

ゴキブリの種類や環境・発生場所によっては卵鞘の中にいる卵の数は20~30個ほどになり、メスのゴキブリはどんどん産卵します。

そんな繁殖力の凄さから一匹のゴキブリを見つけたら100匹はいるというのは、被害の状況によって異なりますが産卵回数や卵の数を含めるとあながち間違っていないと言えそうです。

ゴキブリはなぜ生命力が強いの?

ゴキブリの種類によっては強い顎を持ち、プラスチック製の容器をかじることがあります。それ以上に驚きなのは、ゴキブリは長期間食べ物がなくても生き抜くことができる生命力の強さを持っていること。

水一滴で3日、油一滴で5日も生き抜くことができ、飲まず食わずでも1カ月近く生きる種類もいると言われています。

 

わずかなゴミから髪の毛やホコリなど何でも食べるゴキブリは餌がない環境を見つける方が難しいのかもしれませんね。

ゴキブリのエサになるなるもの

雑食性のゴキブリは何でも食べるのが特徴的ですが、主にエサとなるものを一覧にしてみました。

 

油・水・人間の髪の毛・フケ・爪・ホコリ・腐った食べ物・生ゴミ(肉・魚・野菜)・お菓子(食べかす)・常温保存の野菜(玉ねぎ・ジャガイモ)空き缶・空き瓶(ビール・ジュース)・ペットフード・エサがなければ共食い・自身の排泄物・動物の排泄物・脱皮した殻などを食べます。

 

ゴキブリが家の中で発生した場合、餌が不足することがないと言えるほど様々なものを食べて栄養源にする恐ろしい生き物です。

ゴキブリ被害とは?

ゴキブリによって私たち人間は不快感や食べ物への健康問題など様々な被害が発生します。

フンや死骸によってアレルギー症状を起こしたり、食中毒や異物混入などの原因にもなり、病原菌やウイルスを運ぶ恐ろしい害虫です。

飲食店や食品を扱う店舗などでゴキブリの発生が原因で食品衛生問題が深刻になり営業停止などが起こる恐れもあります。

ゴキブリの弱点・嫌がるもので予防する

ゴキブリが好む場所は「高温多湿・暗い・狭い・エサがある」この4つの条件が整ってしまうとゴキブリは発生しやすくなるので、ゴキブリの好む環境を逆手にとって予防しましょう。

暗くて狭い場所をゴキブリの苦手な明るく広い空間に変えるように意識し、なるべく寒くて乾燥した環境にしたり風通し良い環境餌を置かないことを心掛けることでゴキブリ対策になります。

ゴキブリは広くて明るい場所が苦手

狭くて暗い、温暖な環境を好むゴキブリは、逆に広くて明るい場所は苦手です。

夜行性なので太陽の光が差し込む場所が苦手で、荷物や家具などの隙間に隠れる場所がない広々とした空間には滅多に出てきません。

ゴキブリに適している温度は20~30℃。

暑すぎたり寒すぎると生存しにくくなります。水がないと生きれないので乾燥した場所も苦手です。

 

寒い場所が苦手でも、屋内のキッチンの冷蔵庫などの電化製品の裏など、電気の熱がある空間や暖房設備が整った空間に潜んでいることが多く、ゴキブリにとって快適な環境が整っていれば一年中発生することもあります。こまめに家電や家具を移動しながらお掃除をしましょう。

ゴキブリはハーブ系が苦手

様々なものを食べるゴキブリにも意外と苦手な食べ物もあるんです。

ハッカやラベンダーなどのハーブ系の香りに癒され、ハーブのにおいを好む方が多いですが、ゴキブリは大嫌いな香りのようです。

クサーいニオイよりも爽やかな香りをなぜ嫌うのか不思議ですが、ゴキブリにとって不快なニオイになるようです。但し、甘い香りのハーブには逆効果なので注意してください。

ハーブでゴキブリ対策する場合、霧吹き容器に精製水・エタノール・ハーブを混ぜて吹きかけるとことで防虫効果や殺菌作用があります。

ゴキブリは柑橘系が苦手

ゴキブリは、レモンなどの柑橘系の香りも苦手です。

レモンの果汁を数滴絞って水に混ぜてゴキブリに吹きかけると動きが鈍くなるそうです。

容器に入れて設置したり、柑橘類の皮を乾燥させて置いとくと蚊やハエなどの夏の害虫の防虫効果が期待できるとされています。

ゴキブリは塩が苦手

ゴキブリは塩を嫌います。

雑食性なので何でも食べるなかには塩分が含まれたものもあるので塩が苦手とは意外ですが、ゴキブリは塩を食べると脱水症状に似た症状を起こします。玄関に盛り塩などを置くことでゴキブリ対策にもなりますね。

ゴキブリが嫌う天敵

ゴキブリにとっての天敵は、ゴキブリを捕食するネコやクモ、ムカデなどです。外敵がいることでその場から逃げていくようになります。

ゴキブリ予防に欠かせないこと

アロマオイルなどゴキブリが苦手とするもので寄せ付けない対策にもなりますが、最も重要な観点からゴキブリ予防に欠かせない以下の空間づくりを意識しましょう。

掃除をする

ゴキブリの発生を防ぐために家のキッチン・トイレ・お風呂場などの排水口やシンク下は要注意。

油や食べかす、水気のある場所はゴキブリの住処になりやすいのでこまめに掃除をして、清潔に保つことでゴキブリ・コバエ等の害虫を防ぐことができます。

 

クロゴキブリやチャバネゴキブリの姿が見えなくても、死骸や糞(フン)・卵鞘(卵)がお部屋のあちこちに落ちているかもしれないので、荷物の移動や片付けをしながらこまめに掃除機をかけましょう。

 

ゴキブリは綺麗な空間は大の苦手です。

家の中にある髪の毛・ホコリ・食べこぼし・ゴミ・缶ビールなど何でも食べます。

ゴキブリにとって快適な空間を避けるために掃除を行い、卵を産み付け繁殖させないために不要な荷物・ダンボール類などもため込まないようにしましょう。

 

巣や幼虫も駆除する

姿を見せるゴキブリを駆除したり、侵入予防をしていても繰り返し現れるのは、巣がどこかにあること。

チャバネゴキブリは飛ばないゴキブリなので行動範囲が狭いですが、クロゴキブリは単独で移動をしています。

メスは様々な場所に卵を産み付け潜んでいる巣(住処)に卵や幼虫がいる可能性があります。

 

そのような場合にはしっかり駆除して発生させない予防や環境づくりが大切です。

市販のものでも便利な商品が多く販売しています。こまめな掃除とスプレータイプやベイト剤(毒エサ)などを設置して潜んでいるゴキブリを撃退させましょう。

隙間や侵入経路を突き止め塞ぐ

様々な対策をしてもゴキブリ被害が収まらないのは、外からの侵入によるものも考えられます。

においに引き付けられてわずかな隙間から侵入してくることもあります。外にゴミや空き缶・空き瓶等があるとゴキブリが寄り付いてきます。

建物のまわりや床下・ドアの隙間などからの侵入や飛来してくることもあるので、ドア窓や網戸の隙間などを塞いでおきましょう。

一軒家などでは床下からの侵入が多いので、床下の害虫対策もおすすめです。

業者に依頼して巣ごと駆除と再発防止アドバイスをもらおう

お家の中で掃除を心掛け、ゴキブリが嫌がる環境を作っても、絶対にゴキブリが発生しない訳ではありません。

 

アパートなどの集合住宅・食品を扱う店舗兼住宅・飲食店など建物の構造や付近の環境によってゴキブリが移動してくる場合もあります。

そのような場合には、業者に依頼して徹底的な駆除と再発防止の改善策をアドバイスしてもらいましょう。

 

賃貸の方は、不動産会社へご相談の上、管理会社が駆除業者を手配してくれる場合があるので、まずは管理会社へご相談してみてください。

飲食店経営などの場合、経営者様とご相談の上、定期調査を行い、害虫対策の徹底を行う店舗も増えています。

まとめ

ゴキブリの苦手なもので寄せ付けない対策や繁殖させないために普段から予防としてお掃除することを心がけましょう。

色々な方法を試しても何度もゴキブリが発生していたら、潜んでいる卵が孵化してメスのゴキブリが産卵を繰り返している可能性があります。

再発させないためには、業者に駆除をしてもらいながら、こまめなお掃除で予防していきましょう。

 

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