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毛虫の発生時期はいつ?刺された時の対策方法
みんなが嫌う不快な毛虫が発生しやすい時期。見た目が気持ち悪い「毛虫」が庭木に発生してお困りではありませんか?
毛虫(ケムシ)はいつ、どこから発生してくるのか発生時期や対策方法を事前に分かっておくと大量発生を防ぐことができます!
今回のコラムでは毛虫の発生時期と大量発生を防ぐポイントについてご紹介します。
毛虫被害に遭ってお困りの方は是非参考にしてみてください。
目次
毛虫の大量・異常発生時期について
毛虫は、梅雨の時期から初秋(4~10月)に大量発生します。
気がついた時には、植物の葉や庭の中から大量の毛虫がうごめいている姿に驚かれる人も多いのではないでしょうか。
異常発生するとその見た目の不快感や嫌悪感を抱く他、毛虫の毛やトゲにより皮膚炎などの健康被害を与える種類がいます。
毛虫の種類には毒のある毛虫・毒のない毛虫がおり大量に発生すると植物を食害する他、刺される恐れが高まるためしっかり駆除対策をしましょう。
毛虫(ケムシ)が発生する植物
では主に毛虫(ケムシ)が大発生しやすい植物とはどんな植物なのでしょう?
公園の樹木や街路樹、家のお庭や、建物周辺にこんな植物がある時は要注意です!
主に、サクラ、ツツジ、バラ、マツ、カキノキに大発生します。
その他、サザンカ、ウメ、フジ、チャ、モモ、アンズ、ケヤキ、カエデ類、ヤナギ類が被害の多い植物。
毛虫の種類や環境によって異なりますが、これらの植物に発生する毛虫の種類と発生時期を順番に見ていきましょう。
毛虫の種類
お庭など身近な場所で発生しやすい毛虫(ケムシ)には「刺す毛虫」と「刺さない毛虫」がいます。
最も注意すべき代表的な刺す毛虫(毒のある毛虫)をご紹介します。
人を刺して皮膚炎を起こす毒毛虫とは
人を刺すと言っても毛虫そのものに触れて刺されていなくても、毛や棘(トゲ)に触れただけで皮膚のかゆみや痛み、皮膚炎などが起こります。
着ていた衣類や干していた洗濯物・布団に毛や棘「毒針毛(ドクシンモウ)」が風で飛散し、人の皮膚に触れて刺される被害が多いです。
例え毛虫の死骸からもトゲが刺さり、毛虫に触れてないのに背中や胸・腕などに痒みや痛みを感じ皮膚炎を発症し気づいたら刺されてた経験をされる方も多いでしょう。
幼虫の毛虫から成虫の蛾になるまでの成長段階ですが、死骸となってもどの段階においても毒針毛に注意が必要です。
春頃から身近な場所で発生し始める毛虫。
なかでも異常発生する毒毛虫のチャドクガ、ドクガ、イラガの幼虫について紹介します。
チャドクガ(茶毒蛾)の幼虫
発生時期: 幼虫(毛虫)4~6月・6~9月の年2回が発生。 成虫は6~7月・9~10月頃に蛾になる。 |
生態: 幼虫・成虫は年に2回発生する。 卵~幼虫(毛虫)~蛹~成虫(蛾)になる。 |
特徴: 幼虫(ケムシ)体長約25㎜。 黒褐色に橙色の模様。 |
発生場所: チャノキ・ツバキ・サザンカ等ツバキ科の植物を草食。 葉の裏に1ヶ所にまとめて産卵(約120個) 卵魂で越冬する。 |
注意事項: 卵~成虫(蛾)の成長に至るまで有毒で微細な毒針(毒針毛)を持つ。 蛹直前の幼虫(毛虫)の毒針毛は50万本にも達する。 触れたり刺されると時間と共に強い痒みや赤く腫れ痛み皮膚炎を起こす。 |
ドクガ(毒蛾)の幼虫
発生時期: 幼虫(毛虫)5~6月に発生。 成虫(蛾)は6~7月の夏頃に発生する。 |
生態: 成虫は年に一回発生する。 幼虫(毛虫)は夏に孵化。 8~10月頃活動して越冬する。 翌年の春に卵が孵化。 葉の裏等に一ヶ所にまとめて200~700個産卵。 |
特徴: 幼虫の体長約40㎜。 黒褐色でチャドクガにも似ているが大型。 |
発生場所: 主に北海道・本州・四国・九州に分布。 幼虫(毛虫)はカキノキ、ウメ、バラ、コナラ、ハマナス、サクラなど多くの植物に発生する。 |
注意事項: 蛾の多くは幼虫時期は有毒種でも成虫になると毒を持たないが、ドクガ・チャドクガは一生、毒針毛がある。 触れたり刺されると激しい痒みや皮膚炎を起こす。 |
イラガの幼虫
発生時期: 幼虫は4~7月春・8~9月夏頃の年に2回発生。 |
生態: 幼虫は年に1回発生する。 |
特徴: 体長約25㎜。 黄色に褐色や青い模様。 毒針(毒針毛)の棘を持つ。 |
発生場所: サクラ、カキノキ、カエデ、ヤナギ類などに発生する。 |
注意事項: イラガも有毒な毛虫で刺されるとズキズキと痛む他、電気が走るような強烈な痛みが生じ皮膚炎を起こす。 |
マツカレハの幼虫
マツカレハは 松の木(アカマツ・クロマツ)に発生します。 4~7月に幼虫が発生し、7~9月頃成虫の蛾になります。 刺されると皮膚炎や腫れ、痛みは激痛が走るほどの症状に襲われます。
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毒毛虫に刺された時の対処
毛虫そのものに触れていなくても、毛虫の毛やトゲが皮膚に触れたりした場合、速やかに流水で流しましょう。
痒みが生じても引っかいたり擦ったりせず刺された箇所を水で流してください。
皮膚に刺さったトゲを確認できたら、ガムテープなどで抜きましょう。
衣類にも付着している場合は、すぐに着替えましょう。
石けんやアルコール消毒を使用する場合、患部が染みたり広がる恐れがあるので使用は控えましょう。
患部に痛みやかゆみがある場合、流水や氷で冷やすのも良いでしょう。
皮膚科ではステロイドを中心とした炎症を抑える外用薬や抗ヒスタミン薬などの内服薬を処方してくれます。
痛みやかゆみが収まらず、皮膚の炎症がひどい場合にはきちんと皮膚科で診てもらいましょう。
毛虫に刺された時にやってはいけないこと
公園や屋外で遊ぶ小さなお子様など、気づかない間に毛虫に刺されて皮膚炎を起こしてします事例が多く発生します。
毛虫による皮膚炎は、激しいかゆみを伴うため、大人をはじめ小さなお子様も患部を擦ったり掻いたりしないよう気を付けてください。
掻き過ぎると、細菌による感染症を起こすとびひ(飛び火・電線性膿痂疹)や、強い痒みを伴い、ポツポツした赤い皮膚がもり上がる慢性的なしこりができる痒疹(ようしん)と言った他の皮膚炎に発展する恐れもあります。ひどい症状が起こる前に、かゆみや痛みを和らげる治療薬を早めに皮膚科で処方してもらいましょう。
毛虫の発生時期をみて被害を防ごう
皮膚炎などの被害が一番多いのは、チャドクガです。
ツバキやサザンカなどの木に生息します。
小さな卵は、葉の裏などに隠れるように一ヶ所にまとまり、一気に孵化して大発生します。
最も多い発生時期は4月~6月と8~10月頃で、湿度や環境条件によって左右されますが多くの方々が毛虫被害に遭っています。
この時期は半袖や半ズボン、露出が多い時期ですが、逆に毛虫に刺されやすい時期でもあるので、自然が多い行楽地やガーデニングの際にも長袖・長ズボンで露出を少なくしましょう。この時期に発生する蚊・蜂・ムカデなどの他の害虫にも注意しましょう。
又、毛虫が発生している時に洗濯物や布団を干すのも危険です。しっかり駆除するまでは室内干しに変えておきましょう。
まとめ:毒毛虫をしっかり駆除しましょう
毛虫は事前に対策しておくことで被害を抑えられ異常発生を防ぐことができます。
しかしその時期を逃し、既に大発生してしまった場合には、速やかに薬剤処理による駆除方法がおすすめです。
毛虫に刺されないための防護や駆除するために準備が必要です。
薬剤を撒く作業や死骸の回収が難しい方、庭先などの広範囲に発生し自分で駆除するのが難しいといった方は業者に頼んでみてはいかがでしょう。
しっかり駆除するために安全を第一に作業しなければなりません。
虫の苦手な方、家族や近隣への被害を早く防ぐために安心・安全な駆除業者に是非依頼してみてはいかがでしょう。
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