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賢いカラスが嫌がるもの・弱点とは?カラス対策に役立つ情報
都心をはじめ、多くの地域で見かける
黒い鳥のカラス・・・。
街中に姿を現すカラスは人間より優れた能力で日々活動しています。
そんなカラスが農作物被害をはじめ
生ゴミを荒らし、鳴き声による騒音被害や糞尿被害が深刻になっています。
賢い行動や記憶力と優れた行動をテレビニュースやSNS・インターネットなどでも投稿動画など驚くカラスの姿が話題を呼んでいます。
今回は、街のカラスによる被害を防ぐために
カラスの弱点を掴んでカラス対策・寄せ付けない対策について役立つ情報をまとめてご紹介していきます。
目次
カラスが活動する時期
カラスは一年中活動します。
繁殖期は3~7月の年に一回の繁殖期です。
5~6月頃は巣作り・子育てシーズン・ヒナを育てる時期になり、つがいで行動します。
子育て中は、繁殖期以上に餌を求めて活動し、巣にいるヒナを守るために一番凶暴になる時期です。
巣に近づくものを敵とみなして頭を突っつくなど攻撃することがあります。
7~10月頃にカラスの子供が巣立ち、巣立ったカラスは子供だけで群れを作ります。
11~3月頃には、子供のカラスも成長し群れとなって集まり森林のねぐらで集団で寝ます。
冬は餌が減るので、人間の捨てた生ゴミが集中的に狙われることも…。
親カラスが巣を作り凶暴になる時期は春から初夏にかけてになります。
カラスは驚くほどの能力がある!
黒くて怖い印象のカラスは、生ゴミを荒らして人を襲ったり「カァカァ」と鳴く姿に我々にとって嫌な印象があるかもしれません。
時には逞しく黒くてカッコいい鳥としても印象深いカラスは、鳥類のなかでも頭が良いのは有名ですね。
賢い行動・記憶力・知能が高く・優れたコミュニケーション能力を持つカラスの能力についてまとめてみました。
カラスの賢い学習能力がすごい!
カラスは警戒心が強く、記憶や学習力も非常に高い潜在能力を持つ鳥です。
様々な難題にも学習するカラスは、硬くて割れないクルミや獲物を車に引かせたり、公園の水飲み場で蛇口を捻って飲む行動は、人間の真似をしたことが伺えるなど驚く行動を見せます。
人の顔を覚えることができるなど記憶力の優れたカラスは鳥のなかでもずば抜けた賢い能力があると言われています。
縄張り意識も高く、仲間と群れで獲物を見つけたり学習や遊びをしながら活動しています。
色を見分ける視力・識別が優れてる
カラスの視力は人間よりも優れ人間には見えない色を識別できる能力があるようです。
ゴミ袋を荒らす時にも、色覚でゴミ袋の中身を判別し、遠い距離から獲物を狙うことができます。
紫外線領域によって、紫外線の反射量の違いを識別して人間には見えない色もわかると言います。
例えば、人間が見る虹の色は7色でも、カラスには14色以上の色に見えます。
カラスは基本的に夜間は活動しませんが、夜もフクロウ並みに目が効くと言われています。
強力なくちばしでくわえる
カラスはゴミ袋の穴を突っつくように開けて、器用に獲物を捕るくちばしを持っています。
巣を作るための巣材となるハンガーや針金をくわえて運ぶのも上手です。
繁殖期は気性も荒くなり、鋭い脚やくちばしを使って人の頭を突っついて攻撃してくることがあります。
カラスの弱点・嫌がるものとは?
続いてはカラスの弱点・嫌がるものをまとめてみました。
カラスが嫌う苦手なものを利用して
カラス対策に役立てましょう。
ニオイを嗅ぐ嗅覚が低い
生ゴミを荒らすカラスですが、ニオイに釣られてやってくる訳ではありません。
人間が捨てたゴミ袋には、生ゴミなどのエサがあると認識しているカラスは、動物の死骸や生ゴミにすぐに集まる印象がありますが、鼻はあまり効かず嗅覚が鈍い鳥です。
その分、優れた視力や学習能力を活かして、一度味わった餌場を認識しているのかもしれません。
狭い場所は苦手
カラスは羽根を広げると1m近くもあります。
地上を移動する時にはトコトコと歩行しますが、狭い場所は小回りが効かないので羽根が引っかかったり移動しにくい場所には近寄りません。
カラスは自分の羽根が傷ついたり何かが羽に触れるのを嫌います。
普段は森林などをねぐらにしますが、日中は公園や畑などひらけた場所で見かけることが多いですね。
天敵は鷹などの大型な鳥類
カラスの天敵となるは、鷹(タカ)・フクロウ・鳶(トンビ)です。
オオタカは鋭いくちばしや爪を持っており、圧倒的にカラスよりも逞しい姿で滑空速度で獲物を捕らえます。
カラス対策として地域によってあえて鷹を放す対策などもありますが、そんな天敵がいない都市部では、カラスの増加傾向にあります。
カラスにとって苦手で嫌がる・恐れる鷹・鳶・フクロウの置物を設置して追い払うための商品として役立てられています。
都会のカラスの好物とは?
カラスは雑食性の動物です。
野山に生息するカラスは
果実・種子・木の実・カエル・ミミズなどの昆虫類・小動物・野鳥のヒナ・卵・動物の死骸などを食べます。
農地では、収穫したイネ・果実・野菜など作物被害が起きています。
都会では、新鮮な生肉・生肉の脂肪・卵・揚げ物などが好物のようです。
捨てたばかりの生ゴミもカラスにとっては絶好の餌になります。
その他にも様々な特徴や習性を活かしながら
私たちの暮らしのすぐそばで活動を続けるカラスは
害を与え様々な問題を起こす害鳥として分類され注意を呼び掛けています。
続いては、建物にやってくるカラス被害についてご紹介します。
カラスがベランダや建物にくる理由
様々な建物にやってくるカラスですが、基本的に人のいない場所をねぐらにします。
しかしベランダや建物にやってくるのは一体なぜなのでしょう。
その理由は・・・
餌を探し求めてやってくる
生ゴミや野菜・果実・小動物など、近くにエサがあるとカラスはやってきます。
近くのゴミ捨て場を観察して周囲の状況を見るために建物に飛来してくることもあるでしょう。
ベランダに餌になるようなものがあったり、餌付けをしてしまうと、ここには餌がある・貰えると認識し頻繁にやってくる原因にもなります。
餌を隠す場所を求めてやってくる
敵から調達した餌を隠すためにやってきます。
カラスは食いだめができないので、調達した餌を100ヶ所以上の場所に隠したり知能が高いのでどこに隠したかを覚えているとも言われています。
巣材を求めてやってくる
カラスの巣材は、木の枝などです。
巣の材料になるものを運び巣を作ります。
巣を作る時期は3~4月頃。
この時期は巣材を求めてやってきてベランダにあるハンガーや針金・ビニール紐や袋は巣材になりやすいので片付けておきましょう。
カラスにハンガーを持っていかれた異例も多数発生しています。
役立つ!カラス駆除対策
プロがやってる!?
おすすめなカラス駆除対策
鳥よけネット(害鳥・防鳥ネット・ガードネット)
ベランダへの侵入を防ぐためにカラスよけネットを設置する方法です。
ゴミ捨て場をはじめ、カラスがゴミを荒さないように編み目の細かいネットでカラスの口ばしが入らないように設置しましょう。
建物では、プロも行う防鳥ネットが効果的です。
カラスの侵入・手すりなどにもカラスが止まらないよう隙間なく全面に設置することで、カラスのフン害も防ぐことができます。
洗濯物が干せなくなる心配や目立ってしまうのが嫌な方も設置方法と目立ちにくい素材のネットなどもあるので安心です。
カラス以外にも、鳩やスズメ対策にも役立つ防鳥ネットは、市販のものでも代用できますが、隙間から入ってきてしまうなど失敗例もあるので設置する際、隙間のないよう注意しましょう。
※建物・ベランダなどの場合
ネットの設置は高所作業なので落下などの危険が高まります。自分での設置は危険なので専門の業者に頼んでみると良いでしょう。
スパイク(剣山・ピン)
カラスが止まらないように設置するスパイク(剣山)です。
手すりや看板などカラスが来る場所に設置することで飛来を防止します。
簡単に取れてしまうと落下して怪我をする恐れがあるので、シリコン・接着剤・ネジなどでしっかり固定しましょう。
透明デザインで設置しても目立ちにくいので、棚・窓際・屋根・手すりなど様々な場所で使用できます。
光・フラッシュライト・乱光線や音
カラスは強い光を嫌います。
LEDライトの他、日の光に反射するCDやキラキラ光る商品なども多く利用されていますね。
カラスは賢いため、効果が得られてもやがて慣れてしまい再び被害が発生するので、定期的に新たなグッツを試してみると良いでしょう。
ベランダや屋根・マンションなどの建物では、強い光でカラスを撃退させる時にもおすすめです。
その他、テグス・バネ・害鳥糸・ニセガラス・超音波・磁石などを使った方法もあります。
被害の状況や建物の構造、地域環境などによって様々な対策と効果的な対策が求められます。
一時的な効果だけでなく、より良い効果を発揮させるために、是非防鳥ネット・スパイク・ライトなどの設置効果を試してみてはいかがでしょう。
カラス被害の深刻な問題を解決させよう
カラス被害は様々な場所で問題となっています。
生ゴミや食べ物を荒らす
鳴き声による騒音被害
フン害被害
巣を作られる被害
そんなカラス被害を防ぐための取り組みを各区市町村の環境課の取り組みや地域の方々のご協力と害鳥被害対策を務める駆除業者との協力で被害防止させることができます。
地域の方々と協力し合ったカラス対策
≪ゴミ捨て場の改善≫
最も問題になっているのが、ゴミ問題。
皆さんが普段出すゴミ捨て場は、しっかり害鳥対策ができていますか?
ゴミ出し用のステーション・ボックスを設ける場所もあれば、都心では道路や歩道にゴミを出す習慣もあります。
防鳥ネットを設置する地域が増えましたが、マナーを守らないことで被害が続いている場所もあるようです。
管理会社や地元の自治体の協力を得ながらゴミ捨て場の改善を目指しましょう。
●個人で捨てた生ゴミの出し方
各地域のゴミ出しの曜日・時間やマナーを守って捨てましょう。
指定のゴミ袋そのものに直接生ゴミを入れるのではなく、なるべく見えないように新聞紙で包んだり、二重の袋に入れて指定のゴミ袋に入れましょう。
近くに餌や巣がなければ、カラスは人の近くにまで寄ってくることは滅多にありません。
街中では、人の動きにも動じず慣れたカラスもいますが、本来は警戒心の強い鳥です。
ポイ捨てやゴミ出しマナーを守ることで、被害を防いでいきましょう。
カラスの巣の撤去について
カラスの巣をみつけても被害のない場合は、特に撤去する必要はありません。
しかし、威嚇されたり、人への危害を与え兼ねない危険な場所に巣がある場合、撤去する必要があります。
カラスの巣は特に橋の下、鉄塔、電線など比較的高い場所に作り、撤去作業は専門業者が行う高所作業となります。
時には、ビル・マンションなどの個人の建物にまで被害を与えることがあります。
ご自分での巣の撤去・カラスよけ対策をする場合、キエンが伴う上、巣に卵やヒナがいる場合は、鳥獣保護管理法によって勝手に巣の撤去をすることはできません。
カラスをはじめ、野鳥は鳥獣保護管理法により、許可なく卵やヒナを捕獲したり、傷つけたり、処分をすることは禁止されています。
やむを得ない場合には事前に捕獲申請が必要ですので、詳しくは地域の市役所に相談しましょう。
申請不要の対策として、カラスを直接傷つけずに追い払う・寄せ付けない対策に関しては害虫・害鳥駆除業者にご相談してみましょう。
各区市町村で「カラス対策について」の情報を呼び掛けてます!
東京都の環境局をはじめ、各区市町村のホームページでも「カラスに関する質問」や「カラス対策」についての情報、注意喚起を呼び掛ける他、道路や街路樹、電線などの巣の撤去、個人宅で被害が起きた場合の情報を呼び掛けています。
・電線に巣がある場合
東京電力カスタマーセンターへ
・国道では
国土交通省国道事務所の相談窓口へ
・区道・市道では
各区市の道路管理担当部署へ
・住宅地では
都営・市営住宅の敷地内で管轄の窓口センターへ
・民間共同住宅では
管理者・管理組合などにご相談を
・個人宅の敷地内では
土地所有者が民間事業者・駆除業者へ
直接巣の撤去依頼をしましょう。
お住まいの地域・都市区で巣の撤去に関わる費用の補助がある場合があるので、各役所などへ確認してみましょう。
まとめ
今回はカラスの能力や特徴、カラスによる被害についてご紹介しました。
・カラスは優れた学習能力で行動する
・ゴミ捨て場・マンションやビルに集まる
・群れで行動する習性がある
・生ゴミを荒らす、糞尿被害・騒音被害
・ゴミの捨て方の改善が大切
・駆除・退治には様々な商品がある
・被害の状況に応じた対策が重要
・卵やヒナ・カラスの捕獲駆除は禁止
・鷹やフクロウが苦手
・狭い空間を嫌う
・嗅覚が弱い
・巣の撤去は専門業者が安全
・駆除対策は業者に依頼がおすすめ
カラスの活動は春から活発になっていきます。
卵やヒナがいる巣の撤去や、カラスの捕獲は鳥獣保護管理法により禁止されているため危害のない場所では、むやみに近づいたりせずにそっと見守りましょう。
高層ビル・工場・非常階段・屋上・ベランダなどでの被害・巣を作られる・騒音・糞尿被害に困ったら各市町村の相談窓口や専門の業者に依頼して寄せつけないための駆除対策を取り入れてみましょう。