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別荘や空き家にネズミやハクビシンが住み着いた時の対処法
別荘や空き家は普段、人がいない場所なので、ネズミやハクビシンたちにとって安全に巣づくりができる快適な場所となり、害獣や様々な害虫の住処にされやすくなります。
久しぶりに別荘や空き家に行くと壁や柱がいつの間にか傷ついていたり、あちこちにフンが落ちていたらネズミが住み着いているかもしれません。
更には、動物のような妙な足跡や天井にシミができていたら、雨漏りではなく屋根裏にハクビシンなどの動物が住み着いている恐れがあります。
建物に害獣が住み着くことで糞尿や死骸などが残り、悪臭・雑菌・カビ・ノミダニなどの害虫が湧くことも。時には、危険な害虫スズメバチに襲われる被害も増ええるので、定期的に空き家の点検やお手入れをすることで害獣や害虫被害を防いだり、被害を早期発見することができます。
既に被害が発生している場合は、しっかり対策をして別荘や空き家から追い出し駆除をしましょう。
こちらのコラムでは、空き家や民家・別荘に発生する害獣や害虫対策について解説致します。
発生している野生動物は地域環境によって異なりますが、関東エリア千葉県内を中心に活動するプロの駆除業者が被害事例を参考にご紹介します。
目次
空き家にネズミが住み着く原因
夜行性のネズミは深夜になると活動する動物。警戒心が強いネズミは人の気配がない場所を好み、侵入できる隙間や穴がある建物に外敵や寒さから身を守るために住み着きます。食料を得るために空き家や民家・別荘だけでなく、人が住んでいる建物に住み着く身近な害獣でもあります。
ネズミは狭い隙間を通り抜けて自由に移動しながら柱や壁をボロボロにしたり食べ物を荒らします。
移動する度に糞を落とすので不衛生な環境となりウイルスや感染症などの健康に影響をもたらす恐れがあります。
しばらく足を運んでいなかった空き家のお部屋のどこかに糞が落ちていたり、前回来た時とは違う異変を感じたら野生動物の住処になっているかもしれません。
まだ室内に被害が出ていなくても屋根裏に住み着き、やがて部屋の中に現れるようになる恐れがあるので早期対策が必要です。
空き家のハクビシン被害
ハクビシンはジャンプ力も高く屋根や木を登り、電線の綱渡りも得意なネコ科の動物。
見た目は可愛らしい印象を抱きますが、屋根によじ登り隙間を見つけ、ねぐらとして住み着くようになります。
柿やスイカなどの果物が好物なので、近くに畑や植物がある庭など食料となるエサがあると狙われやすい傾向があります。
アライグマも可愛らしい印象を抱きますが、実は凶暴な性格。どちらも鳥獣保護法により許可なく捕獲や殺傷は禁止されています。
住み着いた場合には忌避剤で追い出し、糞清掃ならびに殺菌消毒や再び侵入できないよう侵入口封鎖対策が必要です。
アライグマやハクビシンに毒エサを仕掛けるなどの行為は禁止です。
野生動物に侵入されない対策とは?
ネズミやハクビシンなどの侵入により部屋の壁や柱に傷をつけられたり、悪臭などのにおいが染みついてしまうと別荘や空き家の資産価値に影響を与えてしまうこともあるため、早急な対策が必要になります。比較的臆病な性格ですが、無人の家となる空き家や別荘ではやりたい放題になっているかもしれません。
別荘や空き家など年に数回しか足を運ばない場所で被害が生じたら、頻繁に行って駆除を行うことは難しいでしょう。
ネズミに関しては、毒エサや殺鼠剤を使った駆除も効果が期待できますが、しばらくの間放置した状態になると死骸が残り悪臭やダニなどの害虫が湧くようになり二次被害を起こす恐れがあるのでおすすめできません。
そして毒餌を使用した駆除だけでは一部のネズミに効果があっても再びネズミが侵入する場合があるので、侵入口を突き止めて塞ぐことで再発を防ぎます。
効果的な駆除グッズを使って駆除することもできるので自分でできる対策として役立ててみましょう。
自分でできる!害獣を寄せ付けない対策をしよう
・食材となる食べ物を置かない
食べ物を求めて侵入してくる場合が多いので食べかす・生ゴミなどをそのままにしないようにしましょう。何でもかじるネズミは食欲旺盛。お米や乾麺など保管していたら密閉容器などに入れ、古くなった食材は処分しておきましょう。
・隙間を塞ぐ
ねぐらや子育てをするために外敵の少ない場所を選んで侵入してきますが、隙間がなければそもそも侵入することはできません。
ハクビシンなどの中型動物は屋根の隙間から侵入が多い。ネズミはわずか2~3cmほどの隙間から侵入可能。まずは侵入経路を突き止め侵入口を見つけます。
通気口などはパンチングメタルや金網ネットで塞ぎ、ハクビシンが入るような大きめの隙間は板などで塞ぎましょう。
侵入口は、屋根と屋根の隙間。排水溝・換気口・床下通気口など。高所作業や数ある隙間を塞ぐのが困難な場合は業者に依頼がおすすめです。
・荷物を片付ける
ネズミは荷物の隙間を伝って移動し、布団や断熱材・家具までもボロボロにするため荷物が山積みであったり部屋が散らかっていると被害の発見に遅れが生じるので片付けておくと被害に気付きやすいです。
ダンボールに入れていた衣類でさえボロボロにするので、ネズミにかじられたり汚されて困るものは安全な場所に保管しましょう。
・草木のお手入れ・草刈りをする
生い茂っていると害獣が隠れながら移動しやすくなるので、家の周りの草を無くし、見通しの良い環境にすることで巣作りされにくく、害獣の侵入予防にも繋がります。
ネズミやハクビシンを追い出す方法
ネズミ駆除の場合
ネズミはわずかな隙間から建物に侵入して壁と壁の中を通り屋根裏や床下、部屋の中など自由に移動します。
警戒心が強く頭の良いネズミにおいては、すぐに罠に掛からない場合があるので、死骸が残らないように捕獲する知恵や工夫が必要です。
まずは、侵入口を突き止め、粘着シートや毒エサを仕掛けて捕獲を狙います。フンがたくさん落ちている場所などに敷詰めてみましょう。
粘着シートに掛かったネズミは身動きできずに死に耐えます。経過を見に行くのは1週間前後。新たなフンが落ちていたり捕獲できていない場合は設置場所を変えて様子をみましょう。侵入口を完全に塞いでしまうと見えない隙間で死骸が残る場合があります。
ノミダニや悪臭が広がるだけでなく、死骸に湧くウジ・ハエ・ゴキブリなどが発生しないように毒エサだけの駆除ではなく粘着シートを使った捕獲をメインに行いましょう。粘着シートに掛かったネズミは新聞紙で包み、ゴミ袋に入れて処分できます。死骸のにおいがきつくなるので早めに回収して処分をしましょう。
ハクビシンやアライグマ駆除の場合
ハクビシンなどの中型動物は鳥獣保護法により捕獲や殺傷は禁止されている国に守られた法律があります。
例え家の中に侵入し被害を与える害獣でも捕まえたり傷つけ殺してしまうことは禁止です。
私たちができるのは直接傷つけたりせずに追い出すことがメインです。
追い出しには動物が嫌がるにおいを放つ忌避剤を使用します。主に屋根裏を住処にするので、まずは屋根裏を確認します。
屋根裏は大人が上れるような丈夫な板を使用しているとは限らないので、天井の点検口を除く程度で構いません。
暗い屋根裏からライトを当てて隅々まで確認しましょう。
ライトを照らすと動物の2つの目が光ってみえたら害獣です。
外の光が見えていたらそこが侵入口の可能性があります。独特の獣臭や悪臭がした屋根裏に忌避剤を設置して追い出します。
忌避剤を使わずに大きな音で驚かす方法もありますが、子育て中や子どもがいるとジッと動かずにいる場合もあるので必ず確認が必要です。
アライグマは意外と凶暴なので威嚇のために攻撃してくる恐れもあるのでむやみに近づいたりしないでください。
忌避剤(燻煙剤)を使用したあと、ライトで屋根裏を点検して成獣や子どもがいないか必ず確認をしてください。
侵入口を塞ぐのは「確実にいない」と確認してからにしましょう。
確認せずに塞いでしまうと閉じ込められた害獣が死骸となって屋根裏に残ってしまう危険があります。
確実にいないことを確認してから隙間を塞ぎますが、これは慣れていない方が行うのは危険です。速やかにプロの業者に依頼をしましょう。
空き家・別荘に発生する「害虫」
害獣の侵入によってダニなどの害虫が発生する場合もありますが、害獣に関係なく空き家や別荘を管理しないまま放置すると害虫が発生する恐れがあります。
空き家などで発生率の多い害虫は、ダニ・ゴキブリ・シロアリ・ムカデ・ハチなどが挙げられます。
近隣の建物にまで大きな被害が及ぶことがあるので、発生を防ぐために家主は定期的な管理を行うことが大切です。
なぜ空き家に害虫が住み着くの?
人のいない無人の家になぜ害虫が住み着くのでしょう。それはその地の環境や建物の構造が大きく関係しています。
そして人々が生活している空間にはホコリやゴミが発生し、保管している食材や食べ残した残飯、人のフケやアカはゴキブリやダニなどの害虫のエサになるので、こうした餌を求めて外から侵入し、室内で卵を産んで繁殖していきます。
そして、庭の草木が生い茂っていたり湿った場所にはムカデやシロアリなどもやってきます。
シロアリは木材をエサにするので、床下換気口やひび割れなどから侵入して木材の柱を食害し、建物に悪影響を与えます。
近隣でシロアリ被害に遭ったお宅がいたり、湿気が多い土地。築年数が経った家だけでなく建てたばかりの新築の家でも被害に遭うことがあります。
ムカデやハチ(スズメバチ)被害は民家に発生することもあり、毒を持っているので刺されたり咬まれると危険です。
ムカデは床下やわずかな隙間から家の中に侵入し繁殖したり、スズメバチは屋根裏や軒下などに巣を作る傾向があります。
害虫が繁殖していくのはなぜ?
人が暮らしている家と同様に空き家でも害虫は発生します。
空き家には人が生活している気配が全くないので、危険な害虫やネズミやハクビシンなどの害獣も繁殖しやすい環境になってしまいます。
定期的に空き家の点検を心掛けましょう
空き家に害虫を寄せ付けないために定期的に人が入って気配を残すことが大切です。
窓を開けて換気をしたり、室内の掃除や片付け、庭木の剪定や草刈り、家の周りの雑草を綺麗に取り除くことも害虫予防になります。
屋内に発生する害虫対策では定期的な掃除が不可欠です。換気をして掃除機を掛けたり、家の周りや庭のお手入れ、整理整頓や片付けをして害虫の繁殖を防ぎましょう。
空き家が原因で近隣トラブル
空き家で注意すべきはネズミ・シロアリ・ゴキブリなどです。空き家だけでなく近隣の家にも被害を及んでしまう可能性がありトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。
他には、最も攻撃性の高い害虫被害では、スズメバチ。知らぬ間に巣を作られてスズメバチに刺されるといった被害も。スズメバチは放置すると1,000匹もの巨大な巣が完成します。
スズメバチ被害は秋頃が多いので春ごろから1カ月に一度の頻度で、できるだけでこまめに行くようにしましょう。
巣は庭木や茂み、土中、樹木などに作り、あっという間に巣が巨大化していきます。働き蜂の数が増えると別の場所にも巣を作り移動してくることもあります。
家の外周・家の裏側などもスズメバチが飛んでいないかチェックしておきましょう。
時には見えない屋根裏に巣を作るので蜂が頻繁に飛んでいる場合には巣がある可能性があるので遠くから巣の有無を確認してください。
スズメバチが頻繁に飛んでいたり巣を見つけたら速やかに駆除の手配をしましょう。
まとめ
暖かい季節になると様々な害虫や害獣が活発に活動をはじめ繁殖していきます。
建物を守るためのセキュリティーだけでなく、害虫や害獣被害も遭いやすいので、様々な害虫被害が起こらないために、定期的に空き家の状況を確認しておくことが大切です。
別荘で友人や家族とパーティーや宿泊を楽しむ計画を立てる方も増える春や夏。そんな特別な時間に害虫や害獣が発生により「イベントを台無しになってしまった」ということにならないためにも普段から定期的に行き、掃除やお手入れなどの維持管理をしておきましょう。
定期的に業者に依頼してシロアリ点検(駆除・防除)をしたり、お庭が生い茂っていたら草刈りなどのお手入れ。
ひび割れや隙間や穴があると様々な害虫獣の侵入口になってしまうので建物メンテナンスをして建物の維持管理をすると良いでしょう。
空き家や別荘のある地域の方から害獣の出没情報がないか確認しながら、定期的に空き家や別荘の管理をしておきましょう。
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